「ドクターX」最終回拡大SPで未知子が号泣! “失敗しない女医”が最愛の人のオペに挑む!!

2014/12/16 21:59 配信

ドラマ

米倉涼子主演ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」が12月18日(木)に最終回を迎える!(C)テレビ朝日

米倉涼子演じる一匹狼のフリーランス外科医・大門未知子の活躍を描くドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)が、12月18日(木)にいよいよ最終回を迎える。12月11日の第10話まで10話連続で平均視聴率20%超え(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)をしてきた同作だが、最終回は90分の拡大スペシャルで放送。未知子の最終決戦の行方に注目が集まる。主演の米倉は「今回の晶さん(岸部一徳)のオペは、今までの未知子にはなかった珍しいケースだと思います。『患者さんに治ってほしい』という思いは常に持っている未知子ですが、個人として患者に強い思いを寄せていて、感情的になりながらオペをするケースは初めて。1人の人間としての未知子も色濃く出ますし、また新しいオペシーンになったんじゃないかなって、私自身も本編を見るのが今から楽しみです」と自信たっぷりにアピールした。

同作は、外科医・未知子が東西を代表する大学病院の覇権争いがはびこる日本医学界の頂点“国立高度医療センター”で、患者の命を救うことを第一目標に“史上最大の戦い”を展開する医療ドラマの第3シリーズ。最終回では、突然病に倒れた大切な師匠・晶と、かつての敵である蛭間(西田敏行)の手術という“一番やりたい手術”と “一番やりたくない手術”の狭間で、未知子はもがき苦しむ。そんな中、未知子が最後に挑むのが、最愛の師匠・晶のオペ。だが、晶の病状はすこぶる悪化しており、“手術適応外”の状態という大ピンチ…。晶は自らの寿命を悟り、愛弟子の未知子に「失敗させたくない」という思いから、未知子による執刀を拒絶。しかし、未知子は晶のオペをすることを強く希望する。ついに、自らメスを握り、オペに取りかかるのだが…というストーリー。

そんな最終回について、米倉は「台本を読んだ時、たまらず泣いていました」と告白。晶は未知子にとってのみならず米倉にとってもかけがえのない存在となっているようで、「私自身にとっての一徳さんの存在とすごく重なる、特別な存在」と明かす。晶の手術シーンでは、米倉から自然と湧き上がる心の揺れや覚悟の表情を絶対に逃すまい…と、通常行われるテスト撮影を飛ばし、本番の撮影に突入した。そこにはなりふり構わず処置をする未知子の切羽詰まった表情、そしてたまらず涙をこぼす姿が見られた。その様子をモニターで見ていたスタッフの目も涙で濡れるほど、心をかき乱すこん身の演技に、監督からも一発で力強い“OK”の声が飛んだ。

このシーンを演じた時の心境を、米倉は「リハーサルの時点から『もう無理かもしれない!』って思いました。晶さんが手術台に寝ている姿を見ただけで、もう心が痛くて…。共演者やスタッフとも『ありえない…』って話していたんです。本番が始まった後は、一連のシーンを途中で止めずに最後まで演じたこともあり、胸にこみあげてくるものがありましたね。オペ技術の面でも、感情の面でも、とにかく必死で、涙が流れ落ちたことも自覚していなかったんです」と感慨に満ちた複雑な表情を浮かべた。3年という長い時間をかけ、いかに米倉が未知子と一体化し、魂を込めて彼女の生きざまを演じてきたかを、あらためて実感させられた。“米倉涼子=大門未知子”の集大成とも言える鬼気迫る演技、もしかすると最後になるかもしれない未知子の姿を目に焼き付けよう。