EXILE・小林直己、杉良太郎との共演にHIROも「ヤバイ」!(前編)

2014/12/23 01:12 配信

ドラマ

dビデオオリジナルドラマ「医師 問題無ノ介」で時代劇初出演を果たしたEXILE・小林直己

テレビやパソコン、スマートフォンでも楽しめる国内最大級の定額制動画配信サービス"dビデオ"は、杉良太郎が14年ぶりの主演を務め、EXILEや三代目 J Soul Brothersのリーダーとして活躍する小林直己がドラマ初出演となる"痛快!時代劇エンターテイメント"dビデオオリジナルドラマ「医師 問題無ノ介」を12月20日(土)より配信する。同作は、病気だけでなく町人のさまざまなトラブルも解決する人情深くて腕自慢の町医者・問題無ノ介(杉)が、恋人おまる(松本若菜)と共に藩のお家騒動解決に奔走する物語。無ノ介の敵役として闇の刺客・闇埜一刀斎を演じた小林直己がドラマ初出演を果たした心境を語った。

――念願の時代劇・ドラマということで初めてづくしの作品で、オファーを最初に受けた時の心境は?

一年少し前くらいから杉さんの演技塾に通わせていただいていて、立ち回りから、所作、歩き方に至るまで教えていただきました。その杉さんが、痛快時代劇エンターテインメントという親しみやすい時代劇を年内でやるとなった時に『(杉さんが)直己がいたら面白いよね!でも、ツアーとかスケジュールがいろいろあるからな』と言っていたことを聞きまして。いつかは共演してみたいと思っていた杉さんと今回共演させていただけるのならば「ぜひ出たい」という気持ちがあったので、HIROさん含めてスタッフと相談して、スケジュールなど調整していただきました。まさか、憧れの杉さんとこんなにはやく共演できるとは思っていなかったので、ものすごく光栄でシンプルにうれしいなと思いました。

――HIROさんからは?

そうですね。実際にHIROさんに『杉さんの敵役でドラマに出させていただけることになりました』って言ったら、『すごいね! ヤバいね(笑)』っていう感じでした。まさか、HIROさんも僕が杉さんと共演するとは思っていなかったみたいで『でも、直己だったら絶対頑張れると思うから、頑張って下さい』っていう激励もいただきました。

――グループではなく、ソロで活動するのは?

取材の時に自分一人に対して、こんなにスタッフさんがいっぱいいるっていうのは、普段とは違うと感じました。HIROさんも含め、ほかのメンバーにも僕が普段から時代劇に挑戦したいということは話していたので、みんな快く応援してくれました。EXILEや三代目J Soul Brothersを背負ってはいるんですけども、現場ではそれに甘えることなく、時代劇に挑戦したいっていう気持ちのまま撮影現場に一人の小林直己として、飛び込ませていただきました。なりふり構わず全部学べるところは学んで、良い作品にしようという気持ちを持って挑戦させていただきました。

――念願の悪役ということですが、いかがでしたか?

痛快時代劇エンターテインメントなので、お笑いあり、お色気ありと、敷居っていうものをできるだけ感じさせないようにしている分、悪役がしっかりしていないと、全体的に『楽しかったね』で終わってしまうと思うんです。そういう意味ではしっかりやらなくてはいけないなという思いがあったので、撮影中も待ち時間の間から役は崩さずに、逆に固めてやることができました。

――役作りなどは?

作品の中で、闇埜一刀斎のバックボーンが全く紹介されていないまま、いきなり出てきたので、役の雰囲気作りや敵役としてふさわしい声のトーンであったりと、難しかったところもありました。何より、杉さんの長年の鍛錬から出せる雰囲気に対応できるくらいの達人感を出さなければいけないので、そういう意味では刀の使い方であったり、振る舞いを意識しました。もともとEXILEの中でも、(僕は)なかなかのアクの強い方だと思うんですよ(笑)。まあ、どちらかというと爽やかな方ではないみたいな。格好いいとか、きれいとか、美しいっていうパフォーマンスより、人の心に突き刺さるようなパフォーマンスといった肌で感じる、衝撃的なパフォーマンスを昔から目指していたので、アクの強い役柄や今回のような敵役は念願でしたのでうれしかったです。

――普段のパフォーマンスと殺陣は違いますか。

共通する部分もあるとはいえ、やっぱり刀を扱って人を斬るほどの太刀筋っていうのが、70歳を迎える杉さんの方が、僕よりも全然スピードが速くて、僕よりも動きが重厚なんですよ。それには圧倒されましたね。実際に立ち会ってみて、うれしかったというのも変ですが、普段の稽古の時から杉さんから目を離さないようにしていたんですけど、いつも真剣で緩むことがないんです。それを怖いっていう人もいるんですけど、僕はすごく自然なことのように思えているんです。立ち会って、正眼で(刀を)お互い構えて、目があった瞬間に同じくらいの激しさを感じたというか、人生の積み重ねが芝居に出ている方だなと思いました。

(後半に続く)

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