朝ドラ「まれ」土屋太鳳らフレッシュな出演者が勢ぞろい!

2014/12/21 07:00 配信

ドラマ

連続テレビ小説「まれ」スタジオ取材会に登場した(前列左から)清水富美加、土屋太鳳、門脇麦、(後列左から)渡辺大知、高畑裕太、山崎賢人、葉山奨之

'15年3月30日(月)からNHK総合ほかで放送される連続テレビ小説「まれ」で主演を務める土屋太鳳をはじめ、共演の葉山奨之、山崎賢人、清水富美加、門脇麦、高畑裕太、渡辺大知ら若手キャストが、都内で行われているスタジオ収録の際に報道陣の取材に答えた。

同作の大きな舞台になるのは石川・能登地方にある輪島市。幼いころ輪島に引っ越してきた土屋演じる主人公・希(まれ)が、さまざまな試練を乗り越えつつパティシエになる夢を追いかける日々が描かれる。10月より行われていた輪島でのロケ撮影を終え、都内でのスタジオ収録が始まっている。

土屋は多くの取材陣が駆け付けた状況に緊張しながらも、「撮影現場は温かくて幸せです。輪島ロケでは土地の空気に助けられていたので、スタジオ収録には不安もありましたが、セットも『まれ』の世界そのものなので、役に入れました」とあいさつ。希の弟・一徹を演じる葉山も「両親役の大泉洋さん、常盤貴子さんも含め、本当の家族のよう。楽しくにぎやかに過ごしています」と、現場の雰囲気の良さを伝えた。そして、希の同級生・圭太役の山崎も「輪島での心地よい空気のままスタジオでも撮影できています」と答えた。

一方、同年代がそろった撮影について、門脇は「みんなでいるシーンがますますキャラクターを育てている」と明かし、高畑は「テレビに出ている人たちと共演できてうれしい。刺激や知識を頂けます」と興奮した様子で話した。そんな中、清水は「実は同年代の輪の中に入るのは苦手だったんです(笑)。でもみんな優しくて気さくで、撮影も順調」と笑顔で明かし、渡辺も「実は僕、まだセリフがないんです(笑)。同級生の輪が楽しく、ドキドキしながら撮影しています。ただ、自分も早くワーキャー言いたい(笑)」と会場を沸かせた。

質疑応答で記者から好きな“能登弁”について聞かれると、高畑は「おいしいという意味の『んめー』の語尾を上げる感じが楽しい」、土屋は「嫌だという意味の『やーわいね』が温かい感じで伝わるので良い」、山崎は「語尾の『ちゃ』『げちゃ』が愛らしくて好き」、門脇は「接続詞の『ほんでもー』『ほやさてー』が好き」と答え、葉山は疲れたという意味の「『あーちきねー』は普段使いしている」と明かした。そして、清水は「ばかという意味の『だら』。愛のある感じが良い」、渡辺は「土屋さんが使う『いーねー』のイントネーションが好き」と語った。

また、土屋は同作の製菓指導に携わる能登出身の人気パティシエ・辻口博啓氏の下でケーキ作りの勉強を行っていることを明かした。そして、連続テレビ小説は「おひさま」(’11年)と「花子とアン」(’14年)で出演経験があるが、ヒロインになった苦労については「セリフの多さに驚いています。(台本を)めくってもめくってもセリフがいっぱい。歴代のヒロインを尊敬します」と答えた。

さらに、今後の抱負について山崎は「今後、うるしを触るシーンを撮るのが楽しみです。自身の役の持つ不器用な感じを表現したい」、門脇は「方言のためアドリブが難しい。終わるまでにはすらすら出るようになりたい」と語った。

制作統括の高橋練氏は「『朝ドラ』といえば家族。その様子はもちろん描いていきます。それに加えて主人公・希をはじめとする若者たちが一緒に育ち、それぞれの夢を追いかけ、成長する過程を楽しんでもらいたい」との見どころをアピールした。