荻原次晴が“号泣”五輪を振り返り「松岡修造さんがいたからソチに雪が降らなかった」

2014/12/20 22:06 配信

芸能一般

テレビ東京系・BSジャパン「スノーボード&フリースタイルスキー世界選手権2015」の記者会見に登場した(左から)秋元玲奈アナ、ベッキー、荻原次晴、上村愛子、ナナナ

テレビ東京系とBSジャパンで'15年1月17日(土)~1月25日(日)にオーストリア・クライシュベルクで行われる「スノーボード&フリースタイルスキー世界選手権2015」が放送されるのにあたり、12月19日に同局にて行われた記者会見にメーンキャスターの荻原次晴とベッキー、現地ナビゲーターの上村愛子、現地リポーターの秋元玲奈アナが登場した。

「ソチ五輪」では、ノルディック複合個人ノーマルヒル銀メダルの渡部暁斗選手の雄姿に人目をはばからず大号泣したことが話題になった荻原。会見の冒頭「あのときは、大変ご迷惑おかけしました」と頭を下げ、「今回は…(数秒ためてから)絶対に泣きません!」と宣言。会見場を大いに笑わせた。だが、荻原の“涙トーク”はこれにとどまらなかった。記者から「出場が決まったら注目したい選手は?」と尋ねられると「コンタクトレンズにゴミが入りました!」と突然の涙。ベッキーと上村は突然の事態に目を丸くした。

ハプニングがありつつ、大会については三者三様の熱いトークが繰り広げられた。ベッキーは「ウインタースポーツは、スキーは学校や番組や触れた程度で、スノーボードに至っては経験もありません。それでも『おはスタ』出身者として、原点であるテレビ東京でこのような仕事を頂き、うれしいです。番組中は競技を純粋に楽しみ、熱さを伝えられるように予習中です!」と意気込みを語った。

また、ことしの「ソチ五輪」まで5大会連続で五輪のフリールタイルスキー・モーグル代表だった上村は「ずっと競技者ではありましたが、伝える側での仕事は初めて。おかしなことを言って、迷惑をかけないようにしたいです。『ソチ五輪』が終わった選手たちにとって、今シーズンは戦い方が難しいんじゃないかなと思っていましたが、遠藤尚選手をはじめ、日本モーグルチームは調整できています」と、モーグル陣に期待を寄せた。続けて、注目ポイントを尋ねられると「日本モーグルチームは、メーカーが違っても、ウエアを上は赤、下は白と統一するそうです。チーム一丸で戦うことで、ジャッジにいいアピールができるのでは。そして、『メイド・イン・ジャパン』にも注目です。日本チームだけでなく、海外選手も好んで日本製の板を使っています」と、元選手ならではの見どころを挙げた。

一方、涙の止まった荻原は、ソチ五輪での“おじぎ”が話題になったスロープスタイルの角野友基選手らスノーボード陣に期待を寄せ、「競技自体がスタイリッシュ。でも、それだけでなくハートがしっかりしていて。ソチ五輪で角野選手がスタート前に一礼をしたのも、『チャラチャラしてると勘違いされたくない』という思いがあったそうで。格好いいんですよ」と絶賛した。

さらに、荻原は今大会について「五輪も世界選手権も最高峰の戦いという点では同じ。ですが、違うところは、世界選手権のメダルのデザインはどの大会でも変わらない。伝統あるメダルに選手たちは大きな憧れを持つんです。そして、五輪には『平和の祭典』という役割があり、国ごとの出場枠が決まっていますが、世界選手権の出場者は世界ランキングで決まる。シンプルに『世界で一番強い奴を決める大会』なんです」と熱弁した。

最後に荻原は「ソチ五輪」を振り返り、「あのころ、日本は大雪が降りましたね。しかも、ソチには雪がなくて。松岡修造さんがソチにいましたから」と冗談を飛ばしながら、「もう次の冬が来ました。ソチの興奮再び…という予感がしています」と期待を膨らませた。