“空と旅”をコンセプトに活動する9人組ガールズロックユニット・PASSPO☆が、1月1日の元日にTOKYO DOME CITY HALL(東京ドームシティホール)でライブ「PASSPO☆ 新年だよ！5周年とすこし便～全曲忘れず踊れるかな～」を開催。詰めかけた満員の3000人のファンが見守る中、'14年9月28日に発表されていた通り、このライブをもってメンバーの奥仲麻琴が卒業した。
このライブは名前の通り、インディーズデビュー曲の「Let It Go!!」や女性グループ史上初のメジャーデビューシングルによるオリコンウィークリーシングルチャート1位を獲得した「少女飛行」から最新の「向日葵」に至る全シングルはもちろん、カップリング曲や、奥仲が最後に参加した最新アルバムに収録されている表題曲「TRACKS」に至るまで、CD化されていない「はっちゃけセンセーション」以外のPASSPO☆の持ち歌全66曲(ぱすぽ☆時代も含む)を披露するというもの。そんな「はっちゃけセンセーショナル」もオープニングアクトとして登場し、その後、2回歌った「少女飛行」を含む全67曲をパフォーマンスした。うち、20曲はショートバージョン(1.5ver)となったが、残りの47曲はフルバージョンで歌われ、6時間超にわたって「カウントUP TOUR FINAL」としてライブが展開した。
キャプテン・根岸愛による恒例の機内放送調のあいさつの後にステージに登場した9人のメンバーたちは、まず音楽業界にその名を刻んだ「少女飛行」を歌唱。メジャー2ndシングルの「ViVi夏」と続き、7曲目にはインディーズ時代の人気曲「Pretty Lie」を歌う。8曲目「Shang Shang シャンデリア」、9曲目「気分はサイコー！サイコー！サイコー！」とユニット曲を歌った後、10曲目の「無敵GIRL」から29曲目の「君色のサンバ」まではショートバージョンで披露され、30曲目の「ピンクのパラシュート」までの21曲をメドレーと題して一気に披露した。34曲目の「夏空HANABI」を歌い終えると、メンバーは担当楽器の準備に移る。
35曲目の「Perfect Sky」から40曲目の「GPP」までの6曲はBand☆PASSPOとして自ら楽器を演奏して披露され、奥仲もキーボードを弾いた。41曲目の「BABY JUMP～天国への搭乗便～」から本編最後の62曲目「TRACKS」まではPASSSPO☆の音楽プロデューサー・ペンネとアラビアータが率いるThe Ground Crewによる生バンド演奏でのパフォーマンス。さらに、50曲目の「BEAST IN YOU」と51曲目の「Wish on a star」に「TRACKS」、最後に歌った2回目の「少女飛行」の4曲は、4人組の美人弦楽ユニット・エアポートカルテットによるストリングスも行われた。
「TRACKS」の歌唱前には奥仲が卒業のあいさつ。最初は8人のメンバーに対して別れの言葉。奥仲はまず「いつもキャプテンをしてくれてありがとう」と根岸にお礼を言い、その後順番に思いを伝えていく。チーフパーサー(サブリーダー)の藤本有紀美には「こんなに優しい人に出会ったことがないんですよ」、森詩織には「ダンスができない私にダンスを教えてくれてありがとう」、同じ埼玉出身の安斉奈緒美には「埼京線の中で(行き帰りに)語り合ったね」、槙田紗子には「同い年なので、いろいろ抱えていることがあるんだろうなって思ってたけど、紗子ちゃんは強いんだと思いました」、最年長の岩村捺未には「なちゅが最年長でよかった。押さえているところは押さえてた」、最年少の玉井杏奈には「あんちゃんは一人一人のことを本当に思ってるのが伝わってきた。最年少なのにしっかりしてた」、28曲目に披露した「夢パスポート」などでユニット“M＆M”として一緒に活動した増井みおには「一番空気が読める人だと思う」と奥仲はそれぞれメッセージを送った。そして、会場に詰めかけたファンには「この5年間支え続けてもらいました。いつも笑顔でいられたのはパッセンジャー(PASSPO☆のファン)さんのおかげです。ありがとうございました」と感謝の意を述べた。
ファンの「まこと」コールに誘われて始まったアンコールではTシャツに着替えて登場し、「LA LA LOVE TRAIN～恋の片道切符」からスタート。66曲目に「Let It Go!!」を歌い終了したが、ここでダブルアンコール。奥仲が最も好きだという「少女飛行」の衣装に着替え、再びThe Ground Crewとエアポートカルテットも参加し、2回目の「少女飛行」を会場のファンと共に熱唱してライブは終了した。
8人となるPASSPO☆と女優の道を目指す奥仲の新たな道がスタートした'15年。新生・PASSPO☆は3月7日(土)の千葉・柏PALOOZAを皮切りに、ワンマンフライトツアー「～More Attention～」を行う。栃木・宇都宮、埼玉・熊谷、新横浜、さいたま新都心、山梨・甲府と周り、最後は東京・EX THEATER ROPPONGIで締めくくられる。また、奥仲は初の主演映画「心霊写真部」の公開が控えている。
なお、セットリストは以下の通り
[Full]
SE Full Throttle!
M01 少女飛行
M02 ViVi夏
M03 君は僕を好きになる
M04 キス＝スキ
M05 With XXXX
M06 じゃあね…
M07 Pretty Lie
M08 Shang Shang シャンデリア
M09 気分はサイコー！サイコー！サイコー！
[メドレー]
M10 無敵GIRL
M11 夏空ダッシュ
M12 Go On A Highway
M13 晴れるよ
M14 ハレルヤ
M15 Hello
M16 ハカナ
M17 Truly
M18 サクラ色
M19 See You Again
M20 Final Vision
M21 Tap My Toe
M22 Street Fighter
M23 RUIN
M24 No.1 Boy
M25 サンキュバースディ♪
M26 Starting Over
M27 Turn Round
M28 夢パスポート
M29 君色のサンバ
M30 ピンクのパラシュート(※Full)
[Full]
M31 Love Diary
M32 サクラ小町
M33 Cosmic You
M34 夏空HANABI
[Band☆PASSPO]
M35 Perfect Sky
M36 BREAK OUT!!
M37 2DAYS
M38 キャンディー・ルーム
M39 Shiny Road
M40 GPP
[PASSPO☆＆The Ground Crew]
SE Ignition
M41 BABY JUMP～天国への搭乗便～
M42 ウハエ！
M43 WANTED!!
M44 Rock Da Week
M45 Pock☆Star
M46 ダムダムフリーダム
M47 妄想のハワイ
M48 無題
M49 FAKE
M50 BEAST IN YOU
M51 Wish on a star
M52 バスダブ
M53 NEXT FLIGHT
M54 MASK
M55 WING
M56 おねがい
M57 向日葵（※増井みおベース）
M58 STEP ＆ GO
M59 マテリアルGirl
M60 「I」
M61 くちゃLOVE
M62 TRACKS
[アンコール]
M63 LA LA LOVE TRAIN～恋の片道切符～
M64 Dear My Friends
M65 Growing UP
M66 Let It Go!!
[ダブルアンコール]
M67 少女飛行
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