テレビ東京系新ドラマ「太鼓持ちの達人~正しい××のほめ方~」が1月12日(月)よりスタートする。都内で撮影中の手塚とおる、柄本時生、木南晴夏が取材に応じた。
本ドラマはビジネス書「正しいブスのほめ方」「正しい太鼓のもち方」(トキオ・ナレッジ著/宝島社)を原案にしたコメディー。オンラインゲーム「世渡りWARS」を舞台に、コミュニケーションに悩む人々に、手塚演じるスタローン大佐らが“褒める”知識を授け、仕事やプライベートで発生する難敵を攻略していくストーリー。
撮影は順調に進み、折り返し地点を通過したという。これまでの撮影を手塚は「楽しいです。しかし、2日で1話を撮るというスケジュールなので、短い期間でインプットとアウトプットを繰り返すのが大変で。昔は台本の暗記は得意だったのですが、50代になると…」と若干の弱音をちらり。リサ作戦参謀を演じる木南は「台本を読んで、スタッフさんから『質問があれば』と言われたのですが、ゲームの中の設定や多用するCGのイメージが難しくて質問だらけでした。ここまで撮影して、ようやく分かってきました(笑)」と笑顔で振り返った。
本ドラマは毎回異なるシチュエーションで、太鼓を持たねばならないピンチが訪れる。「実生活のどんな場面で、テクニックを使いたいか」と問われると、マイク情報分析官役の柄本は「僕、ギャルとギャル男が苦手なんです。『パーティー!イエー!うけるー!』みたいな人たち(笑)。そういう場面は克服したいですね」と答え、会場を笑わせた。手塚も「距離感を取らずにグイグイくる人が苦手。こちらとしてはグイグイ距離を置かせてもらいます(笑)。3人とも『気遣い屋の人見知り』ですね。撮影中も朝は全員スマートフォンをいじって誰も口を開かないですから。その距離感が心地よいです」と似た者同士の3人であることを明かした。
さらに、本ドラマの見どころについて、柄本は「毎回、スタローン大佐がラストに『こびろ、真っすぐに!』という決めぜりふを言うんです。相手を気持ちよく褒めるためには、相手をよく見てなければ言葉が出てこないですから、こびることはいいことなのだと気づかされます。『体育会系の奴にはこういうふうに言っとけば喜ぶ』みたいなアドバイスをするので、結構相手を馬鹿にしているのですが(笑)、その部分は楽しんでほしいです!」と熱弁。木南も「前半はくだらなさが楽しい。それが、物語が進んでいくにつれて、こんなドラマでも涙がほろり、となってしまうシーンも出てきます」とアピール。すかさず手塚と柄本から「『こんな』って言うな!!」とツッコミが入った。
最後に、手塚が「たとえデブでも、ブスでも、仕事ができなくても、直していくのではなく、『それでいいんだよ』と応援していきます。堅苦しいドラマではありませんが、終盤に向かってオフラインでも大佐たちがつながり始め、人間ドラマとしての面白さも出てきます。この面白さを伝えられるのは皆さま(報道陣)にかかっています。どうか、よろしくお願いいたします」とナチュラルに太鼓を持ち、締めくくった。
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