日本アカデミー賞司会に真木よう子が動揺しきり

2015/01/15 12:52 配信

映画

「第38回日本アカデミー賞」授賞式の司会を務める西田敏行、真木よう子

「第38回日本アカデミー賞」の優秀賞発表記者会見が1月14日、東京・新高輪プリンスホテルにて行われ、ことしの司会を務める西田敏行、真木よう子が登壇した。

'14年に公開された映画の中から「優秀作品賞」に選ばれたのは、「永遠の0」「紙の月」「小さいおうち」「蜩ノ記」「ふしぎな岬の物語」の5作品。中でも「ふしぎな岬の物語」は、同作品の共同プロデューサーも務めた吉永小百合が「優秀主演女優賞」を受賞するなど、最多の13部門で受賞となった。

また、阿部寛と岡田准一は、「優秀主演男優賞」と「優秀助演男優賞」をダブル受賞する快挙。中でも岡田准一は、同じジャニーズ事務所所属のSMAP・木村拓哉が「武士の一分」('06年)での受賞を辞退した経緯があり、注目を集めていた。今回の受賞に際し、ジャニーズ事務所からは「岡田准一はこれまで弊社の中でも最多の20本の映画作品に出演させていただき、映画に育てていただいた俳優と言っても過言ではありません。このたび日本アカデミー賞協会から、優秀賞を授与したいとのご連絡を頂き、受賞させていただくことになりました」というコメントが出された。

また、今年の授賞式の司会を西田敏行、真木よう子が務めることも合わせて発表。西田は「今年度の受賞作品も、かなり素晴らしい5作品がそろっております。日本映画が盛り上がってきてるなと実感します。昨年度公開された映画の中に、私が出演した作品もあったはずですが、選ばれていないのは、どうなんでしょうか…」と語り、笑いを誘った。一方、昨年主演女優賞・助演女優賞の二冠を達成し、ことしの司会に抜てきされた真木は、「司会という仕事が初めてなので、とても動揺しております。もともとおしゃべりも得意ではないので、何とか式にご迷惑をおかけしないよう頑張っていきたいと思います」と意気込みを語った。

司会として授賞式に参加する上での気持ちの違いを聞かれた真木は、「去年は受賞者として、緊張感のある中で華やかな会場にいさせていただいたんですけど、(司会は)できればやりたくない…と思ってしまうほどの、(昨年とは)また違う緊張と動揺に襲われていて、もうどうしようという感じです。何なんだろう、この制度…っていう」と、本音を告白。集まった報道陣を大いに笑わせていた。