テレビ朝日系で1月24日(土)に放送されるドラマスペシャル「最後の証人」に出演する上川隆也と松下由樹が、東京・慶應義塾大学内の模擬法廷で行われたトークイベントに出席した。
ドラマスペシャル「最後の証人」は、第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した人気作家・柚月裕子氏による人気シリーズを映像化。無愛想だが腕は一流の弁護士・佐方(上川)が、勝算ゼロの裁判を通して、その裏に隠された人間模様を明らかにしていく法廷ミステリーだ。佐方が挑むのは、地方都市のホテルの一室で起きた殺人事件。状況証拠から、地元の有力者である男が不倫相手を刺殺したと考えられており、公判で佐方は窮地に追い込まれるが、物語のクライマックスで佐方が召喚した“最後の証人”によって、事件の思わぬ真相が明らかになる。
イベントには、上川、松下、そして原作者の柚月氏が出席。法学部生約30名を前に、ドラマの冒頭10分間が公開され、学生からは「刑事裁判の手続きが細かく忠実に描かれていてリアル!」といった声が上がった。また、学生へ「もしもドラマで描かれた事件を担当するなら、弁護士と検事、どちらの立場がよいか?」というアンケートが実施された。「弁護士を担当したい」との意見がやや多いという結果に、上川からは「僕がもし学生だったとしたら、この絶対的不利な状況に立ち向かう勇気は持てないです!手を挙げた皆さんを尊敬します!」と称賛の言葉が贈られた。
また、上川に、弁護士を目指す学生から「今、将来について漠然とした不安を抱いていますが、21、22歳の頃、将来についてどう思っていましたか?」と質問が。「その頃は、何をしてよいか分からなくなっていた時期。そんなとき一筋の光明のように出合ったが舞台のお芝居です。あのとき、お芝居と出合わなかったら今、どうなっているのか、恐ろしさすら感じます(笑)」と青春時代を振り返った上川は、学生たちへ「勉強以外に熱中していることは?」と逆質問。ロースクールの受験が終わるまでは勉強一辺倒という学生たちの回答に、上川は「20代のとき学んだことが、今の自分の礎になっている。今、皆さんが手に入れたものは一生、手放さずに済むものになると思う」とエールを送った。
本作で女性検事・真生を演じた松下は、ドラマの見どころを聞かれ「この物語は法廷モノですが、勝つか負けるかだけが話の中心になってないところが魅力。ぜひまた佐方と法廷で会いたい!(笑)」と続編をリクエスト。さらに、柚月氏は「佐方と真生、それぞれの“正義”のぶつかり合いがドラマのいちばんの見どころです!」と、ドラマの完成度に太鼓判を押していた。
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