月9初主演!相葉雅紀がストーカーの標的に!?

2015/02/02 14:19 配信

ドラマ

4月クールのフジテレビ系“月9”は池井戸潤原作の「ようこそ、わが家へ」。共演の寺尾聰は「フジテレビならば、以前ドラマ化された池井戸作品とは違う切り口で挑むはず」と語る

4月クールのフジテレビ系月曜夜9時枠で相葉雅紀主演「ようこそ、わが家へ」の放送が決定した。“月9”史上初のサスペンスホームドラマとなる本作は、「池井戸作品史上、最弱のヒーロー」と話題を呼んだ累計発行部数50万部を超える池井戸潤の同名小説が原作。フジテレビ初となる池井戸作品の連続ドラマとなる。

主演を務める相葉は、2年ぶりのドラマ出演で、初の“月9”に挑む。「“月9”という子供の頃から親しんできた枠で、今回、池井戸さん原作のサスペンスタッチのドラマという形で参加させていただけることに、大変驚いていますが、とても光栄に思います」と喜びをあらわにした。

相葉演じる倉田健太は、郊外の一軒家で、父親の太一(寺尾聰)、妹の七菜(有村架純)、母親の珪子(南果歩)の4人暮らし。職業は売れない商業デザイナー。人と争うのが苦手で自己主張を貫けず、つい相手に合わせてしまう気弱な性格だ。そんな性格は父親譲りなのだが、意気地が無く頼りない父親のようにはなりたくない、と太一との関係は冷え切っている。そんなある日、健太は、駅のホームで女性を突き飛ばし、割り込み乗車をしようとした男を柄にもなく注意する。その日を境に健太の家では、花壇の花が一本残らず引き抜かれたり、自転車のサドルが切り裂かれたりするなどストーカー的な嫌がらせが起こるように。家族の周りからは、疑いのある人物が何人も浮かび上がる。犯人は一体誰なのか…健太たち家族はストーカーを突き止めようと奔走する。

ストーカーの標的となる衝撃的な役どころに相葉は「ストーカーという言葉は年々耳にする機会が増えてきてはいますが、このドラマの脚本を読んだ時は鳥肌が立ちましたし、ハラハラドキドキしました。きっと、どのご家庭にもあり得る、誰からにとっても遠くない話だと思います」とコメント。

健太と共にストーカーに翻弄される父親・太一を寺尾が、妹の七菜を有村が、そして母親の珪子を南が演じる。太一は真面目なところだけが取り柄の頼りない父親。大手銀行の出世レースから脱落し、現在は総務部長として中小企業へ出向中。ストーカーからの嫌がらせが始まった同時期、太一は会社内における不正の疑念を抱いたことから、窮地へ追い込まれていくことに。寺尾は、息子役・相葉について「一度もお会いした事がなく、ナチュラルでナイーブな感じの相葉さんと、どんな父・息子の関係になるのかとても楽しみです」と語り、「まずは楽しみなキャスティング。個性的で魅力あふれる俳優さんたちが並び、どんな芝居でハートウオーミング(!?)で、ハートブレイキング(!?)な、ドラマをつくっていくのか、乞うご期待!?」とメッセージを寄せている。

有村が演じる大学生の七菜は、明るく、物事をハッキリ言う性格。ストーカーから嫌がらせが始まると、七菜はしつこく自分を追い回してくる元カレの仕業ではないかと疑う。有村は「サスペンスのようなハラハラドキドキするストーリーの中、自分がどういった立場で存在できるか、とても楽しみになりました。今までの“月9”では見たことがないようなドラマになるのではないかと思います。一生懸命頑張ります!」と意気込みを。兄役を演じる相葉へは「親しみやすい印象のある方なので、今回、兄妹を演じるにあたって妹らしく遠慮なくぶつかっていけたら」と抱負を口に。

南が演じる母・珪子は専業主婦。最近通い始めた主婦向けの陶芸教室に潜むひがみやねたみに悩んでいる。南は本作に関しては「小さな事が引き金となり、いつの間にか自分たちが標的となって、姿の見えない誰かへの恐怖に取り巻かれていくという、物語の面白さと怖さに、無視できない現代社会の今が見えてくると思います」と述べ、息子役・相葉へ向けて「家族で不条理な嫌がらせに立ち向かっていきましょう!」と共闘を呼び掛けた。

最後にプロデューサー・羽鳥健一氏は、「『ようこそ、わが家へ』は“月9”で初主演の相葉さんと、フジテレビ系での連続ドラマ化は初めての池井戸さんが手を組む作品です。以前から、相葉さんには嵐の中でも特に柔和で温和なイメージを抱いていましたが、最近になってイメージが少し変わってきた気がしました。彼の一生懸命さやひたむきさの中に大人の男性の強さを感じるようになったのです。強さと優しさを兼ね備え、また青年から大人の男性へ変身する過渡期である相葉さんに、ぜひ“月9”の主役を演じていただきたいと強く思い、オファーさせていただきました」と相葉の起用理由を説明。続けて「原作は、日本中で大人気旋風を巻き起こしている池井戸潤さんが執筆した『ようこそ、わが家へ』。経済小説のイメージが強い池井戸さんが書かれたこの小説は意外にも、日本のどこにでもいそうな平凡な家族にまつわるサスペンスタッチのドラマです。もちろん、池井戸作品にとって大きな魅力である経済パートの部分も主軸としてありますが、もう一つの軸となるのは、主人公の家族がストーカーと闘っていくお話です。小さな家族が一生懸命に自分の家族を守る姿はいじらしく、きっと日本中がこの家族を応援したくなるはずです。4人の家族の一生懸命な姿が、視聴者の心を強く打つ、サスペンスタッチのホームドラマになると確信しています」と話し、本作の出来に自信をのぞかせた。