特命係に3年、3代目“相棒”成宮寛貴が3月で卒業

2015/02/04 05:00 配信

ドラマ

約3年間水谷豊演じる杉下右京の“相棒”を務めた甲斐享役・成宮寛貴が卒業する(C)テレビ朝日

テレビ朝日系で3月放送予定の「相棒 season13」最終回スペシャルで、甲斐享役の成宮寛貴が卒業することが決まった。'12年10月「相棒 season11」の初回スペシャル『聖域』に初登場して以来、享は約3年にわたって水谷豊演じる杉下右京の“相棒”を務めたことになる。

『聖域』の舞台である香港で、運命的な出会いをした右京と享。右京から異例のスカウトという形で特命係に配属された享は、初めは希望の部署ではなかったことに反発し、若さゆえに捜査中に暴走することも。しかし、右京の類まれなる事件解決の能力を目のあたりにし、徐々に心を開く。そして、右京と共に数々の事件を解決していき、人として、警察官として成長を見せる。また、珍しいことに右京からも“カイト君”とあだ名で呼ばれるなど、名実ともに右京の“相棒”だった。

今回の卒業について成宮は「『相棒』という作品に出会え、携われたのは本当に大きな経験でした。特に、水谷さんと共演できたことは、俳優としてもたくさん勉強になりましたし、人間としても成長できたので、心から感謝しています。3年間演じてきたカイト君とは、長く演じてきた分、僕自身と何か強いつながりを感じています。今あるもの全て出して悔いのないように、応援してくださったファンの方々の気持ちを最後まで背負って、このシーズン13を締めくくれればと思います」と卒業に向けての意気込みを語った。

一方、水谷は「カイト君は2年の約束で相棒として入ったのですが、制作サイドも僕も、どうしても1年延長してほしいとの思いを申し入れたところ、快く受けてくれました。カイト君と事務所の皆様に感謝です。おかげで素晴らしいシーズンになりました。さぁ!有終の美を飾るべく2人で最後の事件に向かいましょう」と享との別れを惜しみつつも、最終回への熱意をアピール。

「相棒」の世界に“変化”をもたらした甲斐享が、どんな形で特命係を離れる事になるのか、最終回に期待が高まる。

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