芦田愛菜の“神演技”に岩城滉一俳優引退宣言!?

2015/02/09 19:28 配信

ドラマ

社長を演じる芦田愛菜と秘書役の岩城滉一

NHK BSプレミアムで2月21日(土)、28日(土)の前後編で放送するドラマ、ザ・プレミアム「ラギッド!」の試写と記者会見が同局で行われ、出演する芦田愛菜岩城滉一が登壇した。

「ラギッド!」は自動車整備工場の社長の志郎(原田龍二)を父に持つ、記憶力抜群で車が大好きな10歳の乃亜(芦田)が主人公。会社の年金3億円を詐欺で失い、父親を自殺で亡くした乃亜は、金を取り返すべく警察官OBの一平(岩城)や鍵師の藤吉(黒沢年雄)の力を借りて詐欺グループに戦いを挑むストーリー。

芦田は「このお話は私と同じ10歳の子がある日突然社長になるという現実ではなかなかないお話なんですが、私だったらどうするかなと考えながらと考えながら演じました」と笑顔を見せた。

岩城は「愛菜ちゃんと会うのが楽しみで、毎日仕事に楽しく行っていました」と言って会場を笑わせた。

社長の椅子の座り心地はどうだったか聞かれた芦田は「社長の椅子の座り心地は良かったです(笑)。ただせりふがすごく難しくて、言葉も難しくて最後まで乗り切れるか不安でした。特に社長になると宣言するシーンが難しかったので、早く映像を見たいと思いました」と社長役の難しさを述べた。

芦田の“社長っぷり”について聞かれた岩城は「昨今うまくいかない会社が多い中、愛菜ちゃんを社長に推薦したいくらい(笑)、出来のいい社長でした。今回の肝としては、ドラマの中でも、現場でも愛菜ちゃんを中心に盛り立ててやっていくということでした。休みなく撮影がある中で、愛菜ちゃんの朗らかさであったり、人格であったり、現場の気持ちが一体になった現場でした。統率力のある、素晴らしい社長だと思います」と絶賛した。

また3億円あったら何をしたいですかと問われると芦田は「まずは貯金をして、ちょっとずつ自分の好きな物を買ったり友達と遊びに行ったりできたらいいと思います」と素直な本音をのぞかせた。

岩城は「昔だったらレースに使っていますが…。女房と子供にあげようと思います」と答えた。また岩城は「愛菜ちゃんの説明するシーンはほぼ全てワンシーンという状況の中で撮ったものですが、俺がデビューしてから42年くらいになりますが初めて役者を辞めようと思いました(笑)。素晴らしい。本当に素晴らしくそしてこれからが怖い。どうなっていくんだろうと感激しました」と芦田の今後に太鼓判を押した。

NHKコンテンツ開発センターの磯智明氏は「芦田さん入れても平均年齢60歳以上というすごいドラマです。今の世の中どちらかというと割りを食う若い人たちと老人たちがタッグを組んで“今の世の中をぎゃふんと言わせる”というコンセプトで、非常に良くできたドラマになったのではないかと思います。子供からお年寄りまで幅広い年代の方に楽しんでいただけると思います」と述べた。

AXONの大倉寛子氏は「家族全員でテレビみんなでドキドキしながら見られるドラマになっていると思います。現場でも芦田愛菜ちゃんをベテラン俳優5人が囲んでお昼を食べておしゃべりして、そんな光景をずっと見ていたいと思うような現場でした。後編はよりエンタメ感あふれる作りになっていますのでどうぞよろしくお願いします」とアピールした。

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