関ジャニ∞・渋谷すばるの初主演映画「味園ユニバース」が公開初日を迎え、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた初日舞台挨拶に渋谷、二階堂ふみ、山下敦弘監督らが登壇した。
渋谷は冒頭から「えー、朝早くからありがとうございます。渋谷です…どーでしたか?いい感じでしたか?…一生懸命やったんで、良かったら言いふらしていただいて…」とたどたどしいあいさつで、共演した鈴木紗理奈に「不器用か!マジメか!(笑)」とツッコまれる場面も。
だが、最後の締めのひと言を振られると、突然、劇中でも披露している和田アキ子の名曲「古い日記」をアカペラで熱唱。ソウルフルな圧巻の歌声でサビを歌いきった渋谷が「おおきにっ!!」と締めくくると、会場は感動の拍手に包まれた。
関ジャニ∞のフロントシンガーとして圧巻の歌唱力を誇る渋谷だが、俳優の仕事は非常にまれで、今回の映画への出演も「音楽映画だというのが大きかった」と語る。「自身のダメな部分は?」との質問にも、「マネジャーに『オレのダメなとこ言ってもらっていい?』って聞いたら、かぶせぎみに『愛想がないところ』って言われて…。決定的に足りてないらしいです。『ゴメン』って言いました(笑)」と苦笑い。舞台あいさつ中も、紗理奈のよどみないあいさつにマイクを通さず「しゃべるのうまいっすね…」とボソリとつぶやいたり、こだわった歌唱シーンについても「うまく説明できないっすわ」と照れ笑いするなど終始ぼくとつとした振る舞いだったが、最後に、作品に込めた熱い思いを言葉でなく歌で披露して見せた。
映画「味園ユニバース」は、歌以外の記憶を失くしたポチ男(渋谷)が、バンドマネジャー(二階堂)に拾われることで始まる人間ドラマを大阪の退廃的なムードの中で描いた青春群像劇。赤犬のほか、オシリペンペンズ、ANATAKIKOU、MONGOL800の上江洌清作らのアーティストも出演。
また、渋谷は、劇中で披露している「ココロオドレバ」とエンディング曲「記憶」を収録したソロシングルも発売、現在はソロでの全国ライブツアーも行っている。
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