「美の巨人たち」初!美しい『世界の駅』にスポット

2015/02/20 17:21 配信

芸能一般

2月21日(土)放送の「美の巨人たち」では、ベルギー「アントワープ中央駅」にスポットを当てる(C)テレビ東京

テレビ東京系で放送中の「美の巨人たち」で、初めて「世界の駅シリーズ」を放送することが決定した。4週連続で世界の美しい駅舎を紹介する。

「美の巨人たち」は、毎回1つの絵画や彫像、工芸品、建築物にスポットを当て、そこに秘められたドラマや謎を探る美術エンターテインメント番組。作家はなぜこの作品を描いたのか、その描写と作家の生き方との関わり、作品や作家の生き方に大きく影響した時代背景など、作品に秘められたさまざまな謎を解き明かす。ナレーターは小林薫が務める。

2月21日(土)放送のシリーズ第1週では、ベルギーにある「アントワープ中央駅」を特集する。ベルギーの古都にたたずむ同駅舎は、昨年、人気情報サイトMashableで「世界で最も美しい駅舎」第1位に選ばれた。番組では、その設計に秘められたある構想に迫る。

2月28日(土)放送の第2週では、重要文化財「東京駅 丸の内駅舎」の秘密に密着。日本を代表する駅にもかかわらず、なぜ西洋式レンガ建築にこだわったのか。明治を代表する建築家・辰野金吾の思惑に触れる。

3月7日(土)放送の第3週では、マレーシアにある「クアラルンプール駅」の建築美を紹介。その美しさに隠された、新しい首都のランドマークとして民族を超えた中央駅建設への情熱を探る。

3月14日(土)放送の第4週では、栃木「日光駅」を取り上げる。1912年に竣工されたが、設計者が誰なのかは長い間謎となっており、判明したのは完成から100年後の近年。設計者名が長期間謎だった理由、そして彼のドラマチックな生涯を明らかにする。

■永田浩一プロデューサーのコメント

古くから駅は人々にとって生活の中心の場であり、心の拠り所でもありました。そして街の顔でもあり、国の威信を懸けた建造物でもありました。数多くの人が毎日利用しながらも、足を止めてその細部を見たり、建てられた由縁や思いに気を止めたりする事は少ないのですが、駅はまさにその時代・地域の、技術と芸術の粋を集めた巨大な芸術作品なのです。

大人から子供、そして男女問わず楽しめる番組になりますので、ぜひご期待ください。

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