“人を信じすぎる”剛力彩芽が渡部篤郎と事件を解決

2015/02/27 06:00 配信

ドラマ

「天使と悪魔―未解決事件匿名交渉課―」でバディを組む主演する剛力彩芽(右)と、共演の渡部篤郎(左)(C)テレビ朝日

テレビ朝日系の金曜ナイトドラマ枠で、4月から剛力彩芽主演「天使と悪魔―未解決事件匿名交渉課―」が放送されることが分かった。

「天使と悪魔―」は、“司法取引”を使って、さまざまな未解決事件を極秘裏に解決していくドラマ。司法取引とは、主犯の罪を密告することで自分の罪を軽減するシステムで、米国では広く取り入れられており、日本でも一部導入が予定されている。

主人公の新人警察官・ヒカリ(剛力)は、人を信じすぎる真面目な女性。女性の社会進出推進の一環で、捜査一課に派遣されるものの、容疑者にだまされるミスを連発したあげく、「未解決事件資料室」という閑職に追いやられてしまう。

そんなヒカリの前に、「どんな人間にも必ず裏がある」が信条の悪徳天才弁護士・茶島(渡部篤郎)が現れる。ヒカリは、茶島に翻弄(ほんろう)されるまま、警視庁に新設された「未解決事件匿名交渉課」の活動に巻き込まれていく。

主演の剛力は、「最初に企画内容を聞いたとき、『司法取引についてちゃんと勉強し、頑張らないと!』と思いました。せりふにも難しい専門用語がいっぱい出てくるので、ドキドキしています(笑)」と、実在する法制度を扱う緊張感を吐露した。

演じるヒカリについては、「“人を信じすぎる女性”という部分を演技で表現するのは難しいですが、衣装などビジュアル面でも活発過ぎず、地味にもなり過ぎず、元気な女の子という部分を打ち出したいです」と抱負を。「とはいえ、実年齢より年上の役なので、幼くなりすぎないよう、意識していければいいな」と役作りに意欲満々。

'13年の「クロコーチ」(TBS系)でも共演した渡部について聞かれると、「チャーミングで本当に優しい方!以前の共演でも、いろいろと話しかけてくださったのが印象的でした」と当時を振り返った。

一方の渡部は、「“司法取引”というタイムリーかつ新しい切り口のエンターテインメント作品を作れることが楽しみです」とコメント。

「茶島を演じるうえで、大事にしたいのは『台本に描かれている以上のキャラクターを作る』という志を貫くこと。これまでにない新しいキャラクターを作ろうと模索中です」と、作品への意気込みを見せた。

続けて「茶島は、品性を守りながら自分が納得するようなワードローブを持つ男だと感じました。スーツもあえて織りの入ったものを作っていただこうかな」と、役へのこだわりものぞかせた。

山田兼司プロデューサーは、「ヒカリと茶島は表=天使と裏=悪魔を象徴するような、異色なバディです。日本版司法取引の導入が議論され、犯罪捜査の在り方が変化しようとしている現在、時代に先駆けた実験的かつ刺激的なドラマをどうかご期待ください!」とアピールした。

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