'14年に公開された映画「ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ」が、2月27日Blu-ray&DVDで発売された。
テレビ東京ほかで放送中の「ゴッドタン」は、劇団ひとりとおぎやはぎがメーンを務める人気バラエティー。同番組の企画「キス我慢選手権」は、さまざまなシチュエーションに置かれた芸人たちが、美女からのキスの誘惑をアドリブ演技を駆使しながら我慢し続けるという、一部の男性にはたまらないコンセプトで人気を博し、ついには映画化。
第2作目で伊藤英明や福士誠治ら豪華俳優陣のゲスト出演も話題となった「ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ」では、謎の人物に支配された高校が舞台。主人公・省吾役の劇団ひとりは、何も知らされないままに超能力や不条理な現象が飛び交うSFストーリーの世界に放り込まれ、全編にわたってアドリブ演技を披露していく。
そこで今回はBlu-ray&DVDの発売を記念し、迫真の演技で劇団ひとりに数々の誘惑を仕掛けたヒロイン・亜衣役の上原亜衣にインタビュー。人気セクシー女優が体験した「ゴッドタン」の世界、共演者との現場でのエピソードなどについて語ってもらった。
――まずは出演が決まった経緯を教えてください。
「ゴッドタン」はレンタルビデオ店で借りた番組のDVDを見たのが初めてで、面白い番組だなと思っていました。そうしたら'14年の2月に“イチャまんグランプリ”という、お笑い芸人さんを誘惑しながら漫才をするという企画のオーディションのお話をいただいて、出演することができて。
――放送では、鬼ヶ島のアイアム野田さんを色仕掛けで誘惑されていました。
そうです! その次にオーディションを受けたのが、この作品だったんですけど、私、映画の方のオーディションだって知らなかったんです。だから受かって、「またテレビに出られる!」と喜んでいたら、映画だって知らされて、テレビの何倍もせりふがあって、大変なことになったなあと思いました(笑)
――オーディションはどんな形式で行われたのでしょうか?
不思議なオーディションでした。まず不思議ちゃんっぽいキャラクターの子のせりふを読んで、あとはアドリブになっていって…アドリブの最後にはなぜか感情が高まり過ぎて泣いちゃったんです。だから、ああ失敗したなあって思って。
――上原さんにとっては、まさかの合格だった。
そうなんです。控室でモニターに映っていたみひろさん(キス我慢シリーズの常連ヒロイン)の演技をずっと見ていたんですけど、見ているうちにどうしていいか分からなくなっちゃって、自分が思うようにやればいいと思ってやったんですけど…受かった時は本当にうれしかったですね。
――上原さんにとっては初めての映画出演でしたが緊張はありましたか?
もともと、アドリブとかうまい方じゃないし、せりふはたくさんあるし、ずっと不安でした。あと、雰囲気もテレビの時と違っていたんです。テレビは初めから終わりまで和気あいあいとした感じだったんですけど、映画の現場はどこかピリッとしているというか、独特の雰囲気というか。
――現場で劇団ひとりさんとは会話はされましたか?
それが会話したのは、全部終わってから一言二言ぐらいで、終わるまでひとりさんとは一切会えないようになっていたんですよ。ひとりさんが何しているかの報告が何回もあって、ちょっと現場を移動するときでも「あと何分でひとりが休憩に入るから絶対に見つからないように」とか言われて。
――ひとりさんを迎え入れる共演者にとっては、すごく緊張感ある現場だったんですね。
そうですね。でも、共演者の方は私にすごく優しくしてくれました。伊藤英明さんが、私が映画に初めて出るからってこともあると思うんですけど、「暑いね」とか気さくに話し掛けてくれたんです。それがすごくうれしくて! あと、お兄ちゃん役の福士誠治さんにも演技についてすごく教えていただいて、本当のお兄ちゃんのようでした。白石茉莉奈ちゃんと小島みなみちゃんとは他の作品の撮影で一緒だったことがあったんですけど、撮影のタイミングでなかなか話すことができなくて…不安がたくさんだったので、伊藤さんや福士さんや皆さんに助けてもらってばかりでした。
【後編に続く】
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