たけしが「極限アーティスト」とのコラボを熱望!?

2015/03/03 15:14 配信

バラエティー

「世界!極限アーティストBEST20」でMCを務めるビートたけし

3月9日(月)に日本テレビ系にて放送される、日本テレビ+ルーヴル美術館 特別番組「世界!極限アーティストBEST20」。そのスタジオ収録が行われ、MCを務めるビートたけし、村上信五(関ジャニ∞)が取材に応じた。

世界中で活躍する最先端のアーティスト“極限アーティスト”たちを紹介していく同番組。収録を終えて、たけしは「世界(の最先端アート)って言っても、やっぱり(進んでいる)方向は似てるね。みんなデジタルが主流で。(アートが)ハイテクの技術を争う方向にはなっているよね。でもその反面、すごくアナログな(方法でアートを作る)人もいるから、もう少しそのバランスを崩さずに、ハイテクの方と同じようにアナログの方が進化するべきかな」と感想を。

続けて、「意外に、ハイテクだと(描いたものが簡単に)映像にポンと出ちゃうんだけど、ビーズでアニメを作るみたいに、その過程を楽しむ作品もあるから、アナログな作業も重要視してくれたらいいかな」と、登場したアーティストの作品から今のアートシーンを独自の目線で批評した。

それぞれに気になったアーティストを尋ねると、たけしはチーム・ラボがスタジオで披露したふなっしーとのコラボアートを挙げ、「やっぱりふなっしーが出ていたスキャンのヤツとか、あの辺の進化ってどこまで行くんだろうなって思うよね。下手すると役者も何も全部いらなくなってくるぞって。デジタルの映画スターで、デジタルでしゃべるようになって、デジタルの背景でひとつの物語ができちゃう。漫画化するなぁっていう感じ。3Dでやったら本当にリアルな人が、とんでもない演技をすることになるわけだから。そういう時代が来るのかもしれないね」と、未来のアートの在り方を想像していた。

村上も「いろんなプロジェクションマッピングも見させていただきましたが、この先ベースとなるものがどういうふうに変わっていくんだろうなと思いました。でもその根本にある『物体に映像を投影する』という手法は、プロジェクションマッピングの大本になっていくところで。そこにどういう加工がなされていくのかっていう点で、伸びしろもあるんでしょうけど、人間がどこまで必要とされるかというのは、楽しみな部分でもありますね」と期待をのぞかせた。

また、自身の作品とコラボしてみたい「極限アーティスト」について問われたたけしは、「蔡國強さんって人は何年か前から知ってて。普通の絵も描くんだけど、キャンバスに火薬をセットして爆破させて、その焼け焦げた跡が絵になるんだよね。この人は興味あるな。演出するとしたら、やっぱり花火師の人が(できるか)問題だけど、夜空に文字を書きたいよね。京都の大文字焼きをやってるところに、般若心経が夜空に浮かび上がったらすごいと思うよね」と、自分なりのプランを披露した。

今回が初共演という二人だが、収録だけでなく取材の間も息がピッタリ。村上は「テレビで見ているたけしさんが隣にいるのが不思議な感じはしました。途中からは本当に任してくださってるのかなとも感じましたし、最後まで楽しく収録できました。ドンと構えてくださってて、ありがとうございますという感じです」と共演を振り返った。

一方のたけしは、村上の印象について「器用な人は何やっても器用だから。歌って踊って(他は)ダメよ、じゃなくて。そういう感性のある人は、しゃべりもリズムがある。あと、村上君は知識が豊富なんだよね。勉強してるなっていう。大阪の人らしくいい間をしてるし。下手すりゃ紅白の司会者とかなるんじゃないかな」と驚きのコメント。

それを聞いた村上は、感激の表情を浮かべ「えー!聞いたか!聞いたか今!書いといてね!」とアピールし、笑いを誘っていた。