「電波教師」追加声優にSKE48・松井玲奈が決定！

4月4日(土)より、日本テレビ系にてスタートするアニメ「電波教師」。主要キャストの声優はすでに発表されていたが、このほど主人公・鑑純一郎の妹で、キーパーソンとなる鑑純音役を松井玲奈(SKE48/乃木坂46)が演じることが決定した。

松井がTVアニメの声優を担当するのは今回が初めて。このほど都内のスタジオで収録が行われ、アフレコに初挑戦した。

松井は多忙な今も空き時間を使い、スマホのアニメ、漫画サイトで作品をチェックするほどの漫画・アニメファン。そんな松井にとって、今回の声優の仕事は喜びだけではなかったようで、「びっくりしました。なぜ私にこの話がって感じでした」と、出演が決まった時を振り返る。

この日の収録を心待ちにしていた反面、不安も感じていたようで、収録前日には自身のTwitterで「明日が今月の山場」とつぶやいていた松井。

「自分自身アニメがすごく好きなので、声優さんがどんなに大変なお仕事なのかも聞いていましたし、養成所があるくらい、専門的なお仕事だと思っているので、そこに経験のない自分が飛び込んでいくのはすごく緊張がありました。主人公の妹というキーになる役どころなのでプレッシャーや責任の重大さを感じていました」と、気を引き締めて収録に臨んだ。

「電波教師」は、松井もイチアニメファンとして注目していた作品だったらしく、松井は「今までの先生の概念と全く違う。すごくオタクで、天才的な人が生徒たちの抱える悩みを解決していくというところが学園モノとしては新しいと思いました。オタクや天才だからこそ出てくるいろんな発想が漫画の中で描かれていて、自分では想像もしなかった事に面白さを感じました。YD(やりたいことしか出来ない)という言葉もすごく面白いし、自分もそうなれたら良いなと思ったりもしますね」と作品の魅力を分析。

初めての収録を終えて一安心の松井だが、「やっぱり難しいなと思いました。普通のお芝居と違って、アニメでは決められた時間の中で決められた量のせりふを言うことが絶対なので…。普段しゃべるスピードよりもゆっくり、はっきりとしゃべらなきゃいけなかったり、その中で感情も表現しなきゃいけなかったりするからすごく難しかったです。でも、すごくうれしくはあります。きょうまでずっと不安はありましたけど、1回目のアフレコをしてみて、すごく楽しくて。もっと頑張りたいなって気持ちがどんどん出てきたので、回を重ねるごとに純音役が自分のものになるように頑張れたら良いなと思っています」と、手応えを感じた様子。

この日の収録にあたり、松井は「同じグループのメンバーのアフレコ経験者にやり方を聞いたり、声優の寿美菜子にどう演じたら良いのか、家でどういう事を練習したら良いのかを教えてもらったりしました」と、いろいろな人からアドバイスも受けたことを告白。

リハーサル用ビデオを見て練習をしてきたらしく、「自分がどのタイミングでしゃべるかを全部メモしました。寿さんにはそういう作業が必ず必須になるよって教えてもらったので、スローモーションにしながら、何秒でしゃべるかを一所懸命に覚えました」と、万全の準備で臨んだことを強調した。

そして、アニメファンだからこそ目標は高く設定。納得できないシーンでは「もう1回やらせて下さい！」と、リテイクを自ら志願したという。

その理由について「自分がアニメ作品を見ていて、プロの方たちは会話にリズムがあるなと思っていたので、自分がやってみて、そのリズムとちょっと違うと感じたら、きっと見ている方も違和感を抱くだろうなと思ったので、そこは『もう1回やらせてほしいです』って相談させていただきました」と妥協せずにやりきったことを熱く語った。

このアニメは純一郎と純音という兄妹の掛け合いが見どころの一つ。テンションの高い演技も求められるが、松井は「新たな自分の発見もあって楽しみながらできました。ファンの方にはそういう新たな一面も発見していただけたらうれしいと思います。神谷浩史さんが演じる純一郎にどんどんツッコミを入れていく役なので、歯切れの良さとか、見ている方がスカッとする感じに演じていきたいなと思っています」と意気込みを見せた。

今後は声優としてさらなる成長を誓う松井。「まだ1回目なので、これからもっともっとという感じなのかなと思っています。やったことがないからこそある感性っていうのもあるんじゃないかなって話をしていただいたので、自分らしい所をどんどん出していきながら役をもっと突き詰めていけたらいいなと思っています。初挑戦というのは言い訳にはできないと思うので、キャストさんのお芝居を見たり、実際の放送を見たりしながらいろんな事を勉強して、純音という役に成りきれるように頑張れたらなと思っています」と抱負を語った。

出演発表後にあらためてアニメ好きのメンバーに報告したいらしく、松井は「メンバーの中のアニメが好きな子たちには伝えたいなって思います。声優に挑戦してみたいっていうメンバーも多いので、少し後ろめたさみたいなものもあります(笑)。私自身も他の子が声優さんのお仕事に挑戦した時にうらやましいなと思ったので、作品になったものを見てそう思ってもらえるように頑張りたいなと思っています」と、声優としての仕事ぶりを見てほしいとアピール。

最後に「純音ちゃんはすごく真っすぐな子なので、その真っすぐさを感じていただけたらと思います。個性豊かなキャラクターが出てくるので、それは見ていて面白いなと思いますね。アニメーションで動いて声がつくと、さらにその個性が強くなってくると思うので、私自身もすごく放送が楽しみです。かわいい子もたくさん出てくるので、ぜひ好きな子を見つけていただければ」と締めくくった。