【アイドルお宝くじ連載】Negicco(前編)より続く。
――少し心苦しい質問になってしまうのですが、共演する5組の中で負けたくないって方はいらっしゃいますか?
Nao☆:アプガさんのもりてぃー(森咲樹)とは仲が良いんですけど、同じT-Palette Recordsのレーベルメイトとしてすごく刺激も受けていて、負けていられないなって思うことがたくさんあります。
だからここはアプガさんのパワフルなパフォーマンスをNegiccoにも取り入れつつアットホーム感を出していきます!
――以前、アップアップガールズ(仮)さんにインタビューをしたときにも森さんがNao☆さんの話をしていました!
Nao☆:本当ですか!?お互いのことが大切過ぎて…本当に相思相愛(笑)。
ただ、大切がゆえにまだいろんな話ができていないんだなって思うこともあって。私が新潟に住んでいるからあんまり遊べていなかったりもするんですけどね。
最近はさらに絆が深まったので、「仲良く一緒に頑張ろうぜ!」っていう感じでお互い励まし合っています!
Kaede:私、すごい人見知りなので仲良い人もいなくて…。
――では逆に気になっている方は?
Kaede:以前からちゃんとライブを見てみたいなって思っていたpalet(パレット)さんと今回共演させていただけるのはうれしいですね! 同じ舞台に立つアイドルさんを見て、学べるとこは学びつつ、Negiccoの良さも伝えていけたら良いなって思います。
――ちなみにライバルではなく、目標にしているアイドルの方はいらっしゃいますか?
Nao☆:NegiccoとしてはPerfumeさんです!私たちは新潟出身、Perfumeさんは広島から東京に出てきて、今では世界にも進出されていて…。
'04年にテレビで共演させていただいたことがあるんですけど、そのあとPerfumeさんがGAMEツアー('08年)で新潟にいらっしゃったんですよ。その時に皆さんにあいさつへ行ったら私たちのことを覚えてくださっていて。
あーちゃんに『また一緒にステージ立てればいいですね』って言ってもらえたことを思いながら、この前11年振りにお仕事でお会いする機会があったんです。あーちゃんが私たちと会った時の第一声が『やっと会えました!』って伝えてくださって…。
時がたってもそういう姿勢が変わらない姿を垣間見て、Perfumeさんみたいになれたらこれから先ずっとアイドルっていうジャンルだけでなく残っていられるグループになれるんだろうなって感じましたね。なのでPerfumeさんみたいになりたいなって思っています!
――1月21日に1年半ぶりにリリースされた2ndアルバム『Rice&Snow』についてもお聞かせください。
Nao☆:自分たちで言葉にしてしまうのも照れちゃうんですが、1stアルバム『Melody Palette』が評判が良くて、ずっと売れているっていうれしいお話をCDショップの方に言われていたんです。
だからこそ2ndアルバムが1stアルバムを超えられるのかっていうのは不安だったんですよね。私は今回、作詞にも挑戦しているんですけど『Rice&Snow』が完成してみてあらためて感じたのは、新たなことにチャレンジすることでNegiccoの見られ方も変化できたら良いなって思いましたね。
あと、アルバムタイトルからも“新潟愛”をしっかり表現できたかなって思いました。このアルバムを通じて「こんな曲もできるんだ」っていう可能性もどんどん見えてきているので、まだ見せきれていない新たなNegiccoも表現していきたいですね。
――2ndアルバムのリリースに伴い、新たな層からのファンが増えていく気がしました!
Kaede:それすごく言われたんです!リリースイベントに来てくださった方の中で、実は三浦康嗣さん(「BLUE, GREEN, RED AND GONE」の作者)のファンだったり、スカートさん(「裸足のRainbow」のアレンジ担当)がすごく好きだったりという方々がたくさんいらっしゃって。そういう方々が聴いてくださったことで、そのファン同士でもNegiccoを広げてくださって、さらに進化できるのかなって思うととてもありがたいことですね。
――ちなみにKaedeさんのアルバムでの推し曲ってどれですか?
Kaede:私、スカートさんがすごく好きなんですよ!スカートさんとも共演した“Negiフェス”(1月24日開催)が決まった時に、ファンの方からスカートさんのCDを頂いたんです。その時は楽曲を聴いたことがなかったんですけど、ファンの方に「絶対ハマると思うよ!」と言われ、それがきっかけで、自分でもCDを買ってみたりしているうちにハマってしまいました。
なので、今回提供していただいた「裸足のRainbow」を最初に聴いた時、すごくテンションが上がりましたね!「ドンピシャだ!」って。
興奮し過ぎてTwitterで「すごく良い曲きた!」ってつぶやいてしまったくらい大好きなんです(笑)。
Megu:私たちの新たな一面も見ていただけていることを教えてくれたのがこのアルバムです。普段、アイドルソングを聴かない方々にもこのアルバムを聴いてもらえているようで。
最近は『ネギを持っているアイドルグループ』っていうイメージだけではなく、『楽曲が良いNegicco』っていうイメージも付いてきているんだなって。もちろんネギも大切にしているんですけどね(笑)。
――なるほど!
Nao☆:正直なところ「アイドルばかり聴かないで」('13年発売)をリリースした頃、自分たちの方向性がどうなるんだろうって思っていました。どこに向かっていて今後どういう感じになるのかがつかめないことも多く、不安で安定しない気持ちがあったんです。
ただ、それが最近だと段々自分たちが何を求められているかが分かってきたり、自分たちがこういうふうになったらいいなっていう思いが現実になってきたりしているんです(笑)。このままいい方向に進めたらいいなって思います。
Megu:あと、MVの制作チームの皆さんが、ありのままの私たちを投影するような作品を撮ってくれるんです。そんな人たちのためにももっと上を目指して頑張っていきたいです!
【アイドルお宝くじ連載】Negicco(後編)に続く。
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