日本初となる女性に特化したラーメンイベント「ラーメン女子博15’-Ramen girls Festival-」が3月7、8日に神奈川・横浜赤レンガ倉庫イベント広場で開催された。
雨、強風とあいにくの天候にもかかわらず、2日間で2万9675人(主催者発表)が来場し、出店8店舗の前に1時間待ちを超える行列ができるなど、大盛況のうちに幕を閉じた。
同イベントは年間250杯食べているというタレント、“ラーメン女子”森本聡子がプロデューサーとなって開催。'14年2月から始まった「ラーメン女子会」は19回を数え、秋田~青森から出身地の愛知~岐阜まで各地で開催されてきた。
記念すべき20回目を前に、ラーメン女子会の先駆者が集大成となるイベントを実現させた。
今回のイベントは、ヘアゴム、ブランケットなどを用意し、男性の目を気にせずラーメンを食べることのできる女性専用エリアを設置。スイーツや血糖値の急な上昇を抑えるといわれる野菜ジュースの販売、無料ヘアアレンジ体験など、女性向けコンテンツを多く用意した。来場した大半は女性が占め、これまでのラーメンイベントとは一線を画す成功を収めた。
「おいしいラーメン屋さんを多くの人に伝えていく喜びを知った」という森本プロデューサーに話を聞いた。
――大盛況ですね。
多くの方に来ていただいて、すごくありがたいです。
――「ラーメン女子会」を始めたきっかけを教えてください。
私が書いたブログを見た友達から要望があったんです。「聡子ちゃんがブログにアップしていたラーメン屋さんに行きたい」って。すぐに他の子からも希望が来て、次々と10人くらいが集まってしまいました。これは一人ずつ一緒に行っていたららちが明かない、私の胃袋がもたないぞってことで、1回目となる「ラーメン女子会」を昨年2月に原宿で開催しました。
――19回開催ということは月一回以上のペースですね。
参加してくれた子から「次、いつやるの?」って声が集まって、また次もまた次もって要望が続いて、昨年は16回やって、ことしに入って3回開催しています。ラーメン好きな女子は多いなって実感しています。
――ラーメンを通じて知り合った仲間も増えたのでは?
「ラーメン女子会」はLINEグループで募っているんですけど、友達、さらにその友達まで参加できます。最初は17人だったのが、今は100人を超えていて、「ラーメン女子会」の開催が決まっても早い者順になってしまっていますね。
――女子会から女子博に発展したのは?
あくまで「ラーメン女子会」の延長です。友達しか来られないのはもったいない、もっとたくさんの人と共有したいと思って開催しました。男性も来られるし、さらにデートでも使ってもらえたら、女子が来やすくなるかなって思いました。
――「ラーメン女子博」の構想はいつごろから?
「正直、1年くらい前から考えてました。「ラーメン女子会」の3、4回目を開催したあたりには、「女子博をやりたい」って話をしていました。このままいけば「ラーメン女子会」が盛り上がっていくと自信があったので。なので、構想は1年ぐらいですね。
――“ラーメン女子”が増えてますね。
2日間開催してみて、世間の女性が求めているというか、ラーメンを食べたいと思っているんだなって感じています。私がラーメン好きなので、これまでは主観的な考え方でしたけど、たくさんの方が来てくれたのでうれしいですね。今までにはなかったイベントなので。続けていくことが大事かなって、今は思っています。
――今後の構想はありますか?
「ラーメン女子会」が基になって「ラーメン女子博」があるので、もちろん「ラーメン女子会」は続けていくし、まずは47都道府県で開催したいと思ってます。さらに、主要都市で大きい「ラーメン女子博」を開催するのが目標。そして、最終目標は海外! ジャパンを掲げて「ラーメン女子博」をやりたいです。ふふふ(笑)。
――世界とはすごいですね。
ラーメンは日本が最先端だし、日本のラーメンが盛り上がるためには、女子が盛り上がらないと。海外の人に日本ってイケてる、ラーメンがイケてるなと思ってもらいたい。海外のラーメン屋さんでは、ゆったり居酒屋感覚で楽しんでるって情報が入ってきてますけど、クイックにいろんなラーメンをもっと楽しめる、豚骨だけじゃないよ、というのを見せていけたらなって思ってます。