3月11日(水)に放送されるドラマ「フラガールと犬のチョコ」(テレビ東京系ほか)の会見が東京・神谷町で行われ、主演の瀧本美織が登壇した。
同ドラマは、祓川学の同名小説が原作で、福島・いわきにある「スパリゾートハワイアンズ」を舞台に、瀧本演じる主人公・沙衣が復興に向け奮闘する物語。
沙衣が「スパリゾートハワイアンズ」でフラダンスを踊る“フラガール”になるという夢をかなえた数年後、東日本大震災が発生し、故郷の福島・双葉町は警戒指定区域に。いつもそばにいた愛犬・チョコを残し、故郷を離れることになってしまった沙衣は、復興へ向けて行動を起こす。
瀧本は台本をもらった時の感想を、「作品自体も演じることも勇気がいることだと感じました。被災者の皆さんが見て、つらくさせるだけのものになってしまったらどうしようと不安に思いました。でも、原作のモデルとなったモアナ梨江さんにお会いして、伝えなければならないこと、自信を持って演じてほしいことを伝えられ、当初の不安も吹っ切れて演じました。ダンスの先生やフラガールズ、スタッフの皆さんの支えがあって演じ切ることができましたね」とコメント。
続いて、初挑戦だったフラダンスについて「実際のショーを見て、笑顔が奇麗ですてきだったんです。習得するのは大変でしたが、私自身もこのダンスに触れられて良かったです。クランクアップの時は張り詰めていたものがすっと溶けたようで、思わず涙が出てしまいました」とエピソードを明かした。
さらにこの日はサプライズで原作のモデルのモアナ梨江さんも来場。モアナさんは「悲しいものでなく、希望のある強いメッセージを感じる作品です。福島の人にとっては悲しいというより、気持ちも復興していることを確認できるドラマになると思います」と涙ながらに語り、それを受けた瀧本も「(同ドラマに)関われて良かったという思いでいっぱいです。私にとっても大切な作品になりました」と思いを言葉にした。
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