大地真央が三宅裕司に要望「調教してもらいたい」

2015/03/10 23:51 配信

芸能一般

「プリティウーマンの勝手にボディガード」の出演陣。(前列左から)渡辺正行、大地真央、三宅裕司、(後列左から)深沢邦之、春風亭昇太、ラサール石井、小倉久寛、東貴博

熱海五郎一座が6月2日(火)~26日(金)に東京・新橋演舞場で行う爆笑ミステリー「プリティウーマンの勝手にボディガード」の製作記者発表会が3月10日に行われ、座長の三宅裕司をはじめゲストの大地真央ら出演者8人が出席した。

昨年、初めて東京・新橋演舞場に進出した「熱海五郎一座」。もともとは、今のお客が本当に面白いと思える「正統派の東京喜劇“軽演劇”」を上演しようと'04年に伊東四朗が座長となり旗揚げした「伊東四朗一座」が始まり。

しかし、'06年に伊東がスケジュールの都合でどうしても参加できず、三宅裕司が座長になり“伊東ならぬ熱海”、“四朗ならぬ五郎”で「熱海五郎一座」を旗揚げし、毎年、練り込まれた台本をしっかりと演じることで生まれる笑いを作りあげてきた。

これまで南原清隆、沢口靖子、浅野ゆう子など大物ゲストを迎え公演を続けていたが、ことしはゲストとして大地真央が舞台に立つ。

新橋演舞場進出第二弾は、キャバレーを舞台にした歌あり、ダンスありのエンターテインメント大爆笑東京喜劇。突然来日したハリウッドスターのニコラス・啓二(春風亭昇太)のボディガードの依頼が、身辺圭吾(三宅)が代表を務める警備会社に舞い込んでくることから始まる。

その話を聞いた元身辺の妻で元伝説のSP・小砂恵澄(大地)は、勝手にニコラスのボディガードを買って出る。そして、命を狙われたハリウッドスターの謎を追ううちに、驚きの事実が判明する…というミステリアスなストーリー。

座長の三宅はストーリーについて「爆笑につぐ爆笑で、最後に感動します。推理劇なので、ほとんど内容は言えないです。小学生から年配の方までみんなに分かりやすい芝居で、何の予備知識もなく見に来ても爆笑できるようなものにしたい」と語る。

また、大地を起用した理由については、「この前、一緒にコント番組をやって、笑いが好きな方だと思いました。ちょっとしたボケとかを随所に笑いを入れてくるんです。大地さんは“東京喜劇”に必要なものを持っている。立ち居振る舞いとか、歌やダンスとか…。笑いの入れ方が僕と合っているなぁ。センスの良さがあるので、これからの稽古が楽しみです」とべた褒め。

推理が的外れ、検挙率の低い警部補・古谷三郎を演じる渡辺正行は、「まさに私に打ってつけの役です(苦笑)。警察学校時代の同期である身辺をライバル視しているということで、三宅さんとの丁々発止(ちょうちょうはっし)の爆笑シーンがあるのではないかと」と期待を口に。

すると三宅は「渡辺との絡みは事務所(アミューズ)にカットしてくれと言われた」と返し、渡辺は「あら、ないんですか。単独のシーンが多くなるかも…」とちょっと残念そうにコメントした。

昇太は「普段は一人でする仕事が多いので、みんなと一緒に芝居をするのがうれしくて仕方ない。昔はラサールさんとよく一緒に飲みに行ったが、(ラサールが)結婚した途端疎遠になった。早く別れればいいのにー」と爆弾発言をかます。

さらに、「ハリウッドの大スターの役を演じるのだが、スターの持っているオーラが自分にはない。落語界でもうすべったい(=貫禄がない)感じ(苦笑)。稽古の段階で貫禄を付け、与えられた役を全うしたいです」と自虐的に語った。

発表会当日が共演陣との初顔合わせになったという大地。みんなの話を聞いて、開口一番「降ろさせていただこうかな…」と驚きの発言を放ち、「一筋縄ではいかない皆さまを10年かけて調教してきた三宅さんに、私も調教していただきたいです」と意味深なリクエスト。

続けて「初めての本格的な喜劇なのでドキドキしています。きょうメンバーの方にお会いしてビックリすることだらけです(笑)。これまでコメディータッチのお芝居はいくつかやってきましたけど、“東京喜劇”とうたっているものは初めて。演舞場も久々なので楽しみです」と意気込む。

報道陣から「個性の強い人だらけだけどこれからの稽古は大丈夫か?」と聞かれると、大地は「もう腹をくくりました!」と言い、会場を後にした。