長谷川博己が海に放り出された!?人生の転機明かす

2015/03/18 22:05 配信

芸能一般

BSジャパン「日経スペシャル 私の履歴書 特別編」でナビゲーターに挑戦する長谷川博己

BSジャパンのドキュメンタリー番組「日経スペシャル 私の履歴書」が、3月22日(日)に特別番組「日経スペシャル 私の履歴書 特別編~偉人たちの人生の“転機”とは~」を放送する。

レギュラー放送では、一人の人物を4回にわたり取り上げ、本人へのインタビューを軸に、世相を反映しながら、深く掘り下げて紹介する日本経済新聞の名物コラムを映像化。ナレーションは長谷川博己が務め、ドラマチックな半生に花を添えている。

特別番組では、“人生のターニングポイント”をテーマに、現在の日本の礎を築き上げた実業家・松下幸之助、実業家・斎藤英四郎、女優・森光子、音楽家・服部良一、芸術家・東山魁夷という偉人5人の生きざまを紹介する。

レギュラー放送では健在の人物を取り上げることが多いが、今回は故人にスポットを当て、関係者へのインタビューや残された“金言”を基に偉業を掘り下げていく。

また、レギュラー放送ではナレーション担当の長谷川が、今回はナビゲーターとして画面に登場し、5人の功績やターニングポイント等を分かりやすく進行する。

収録の合間に、長谷川が番組への思いや特別番組の見どころを明かした。

ことし4月に3年目に突入する番組でナレーターとしての自分を振り返り「偉人たちの追体験ができるので、僕の俳優人生に生かせていると思います。心掛けているのは、できるだけシンプルに、見てくださっている方に伝えるということ。取り上げる皆さんそれぞれの言葉が映像として残っているので、偉人の言い方をまねしてみたりしています」と、役者としての自分に還元する姿勢と、番組に向き合う姿勢を両立させているそう。

これまでの放送で印象に残っている人物を尋ねられると、記憶をたどるようにしばらく考え「強いて言えば、松本幸四郎さん。同じ芸の道に生きる方々の言葉やポリシーは強く感銘を受けますね。共感する部分もあって “自分もこのままでいいんだ”と勇気づけられます。それと、萩本欽一さんの『笑いが欲しいときこそ一歩下がる』というコメディーへ姿勢も印象に残っています」と明かす。

番組は経済界で活躍する人物の登場も多く「経済界や企業のトップは、ちゃんとした信念を持って選択する素早さと勘が優れていると思う。この番組をきっかけに『帝王学』を本で勉強しましたが、上に立つ人たちは、こういうことを勉強するんだなと学びました。役者で企業人を演じることもあるので、自分の教養になっているなと感じました」と語った。

「また現場に赴く機会があれば、どこ行きたいか」との質問には「演出家や作家さんの仕事場に興味があり、現場や作業場などへ伺ってみたいです。どういう状況で、作品を生み出しているのか。その雰囲気を感じてみたい。これも役者という自分の仕事の話につながってしまいますね(笑)」とはにかんだ。

番組のテーマにちなみ、“人生のターニングポイント”を問われた長谷川は「学生時代に演劇を始めたことですね。友人が主宰していた公演で、出演予定だった人が逃げてしまって(笑)。急きょ出てほしいと言われました。稽古期間が2週間くらいしかないのに、観客に語り掛けるような役どころで、海に放り出されたような恐怖があったんですが、それが病みつきになりましたね。それがターニングポイントですね」と懐かしそうに学生時代を思い返した。

今回の収録で都内のパナソニックセンターを訪問し、現パナソニックの創業者・松下幸之助の功績に触れた長谷川は「最新家電を買いそろえたくなりましたね(笑)」とおどけつつ、「そもそも、電球ソケットを考えたということがすごい」と興奮の様子。

特別番組の見どころについて「どの人も素晴らしい功績を残した方ですから、多くの方に見ていただきたいです」と締めくくった。

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