劇的ラスト!亀梨「セカンド・ラブ」最終回は6.3%

2015/03/23 10:53 配信

ドラマ

KAT-TUN・亀梨和也と深田恭子の2度目の共演作「セカンド・ラブ」がついに完結(C)テレビ朝日

3月20日に放送されたKAT-TUN・亀梨和也主演ドラマ「セカンド・ラブ」(テレビ朝日系)の最終回は、平均視聴率6.3%を記録したことが分かった。(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)

同ドラマは、コンテンポラリーダンサー・慶(亀梨)と高校教師・結唯(深田恭子)の“激愛”をスキャンダラスに描いた大人のラブストーリー。

最終回は、前週の第6話で別れて以来、1年を経て再会を果たした二人のその後が描かれた。

世界ツアーも大成功したのに、心が満たされないまま帰国し、愛を取り戻そうとする慶と、後ろを振り返らず前へ進もうとする結唯。慶は帰国して早々に、結唯が勤めていた高校を訪れる。

いち早く慶に気付いた唯の元不倫相手・高柳先生(生瀬勝久)と教員室で話し合い、結唯の居場所を聞き出そうとするも当てが外れる。

それならば、と結唯の実家を訪れ、結唯の母・真理子(麻生祐未)に居場所を問いただすも、「もう振り回さないであげて」と取り合ってもらえない。

偶然、その時に母宛に掛かってきた電話に強引に出た慶はお得意のキラーフレーズ「いまどこ?」を繰り出し、居場所を突き止める。レタスなどを栽培して研究する民間企業の研究員としてバリバリ働く結唯との再会を果たすが、結唯から「もう慶くんはいらない」と突き放されてしまう。

ちょうどその時、ドイツ・ハンブルグの州立劇場で芸術監督のオファーが来た慶は、結唯と再び離れたくない、という思いと夢がかなうという思いで困惑。

即答できずにいたが、ドイツに結唯を連れて行こうと決意し、結唯について来てほしいと告白する。しかし、結唯が出した答えは“NO”で「最後に私のためにダンスを踊って」と慶に目の前でダンスを踊ってもらい、二人は今度こそ本当の“別れ”を迎える。

慶が無事にハンブルグの劇場で監督として世界に羽ばたき、それで終わるのかと思いきや、ハンブルグで結唯と運命の再会を果たす。

そんな結唯のラストフレーズが「私、ハンブルグでもレタスを作るわ」というラブストーリーらしからぬ意外なせりふ。

ヒットメーカー・大石静氏の遊び心が詰まったせりふに、放送終了直後はTwitterなどのSNS上で「レタスって何!?」とファンからも疑問のつぶやきが殺到していた。しかし実はこのラストシーンには裏話が…。

いわゆるハッピーエンドのこのシーン、もともとの台本では結唯に前述したせりふを言われてビックリする慶、というところで完結している。

だが、オンエアでは慶の気持ちを代弁した亀梨が「会いたかった」と結唯を抱き寄せてキスをする、という小粋な“アドリブ”で完結している。オールアップ時に亀梨が「一つ一つのシーンを細かく話し合いながら、みんなでよりよい形にしていく時間は、すごく印象的でした」と語っていたように、もちろん亀梨だけの考えでこのラストシーンが生まれたわけではない。キャスト・スタッフそれぞれが作品の世界に入り込み、真剣に向き合ったからこそ生まれた「セカンド・ラブ」らしい情熱的で芸術性のある結末。

一度別れた二人が異国で2度目の恋をする、まさに「セカンド・ラブ」というタイトルにふさわしいラストとなった。“激愛”の果ての景色、それは「セカンド・ラブ」チームの作品に懸ける情熱とキャストたちの真っすぐな番組愛だったのかもしれない。

また、そんな亀梨と深田による“夜メロ”ドラマは9月30日(水)にDVD、Blu-rayが各4枚組BOX仕様で発売されることが決定した。