想定外の7年間…長野せりながアイドリング!!!卒業

2015/03/28 22:30 配信

芸能一般

「アイドリング!!!13号長野せりな卒業ライブ ぷにぷに・またね・だいすき」より。アンコールでは涙も見せた長野せりな(中央)

女性アイドルグループ・アイドリング!!!のメンバーである長野せりなの卒業ライブが、3月26日に東京・渋谷公会堂にて開催された。

ジュニアアイドルとして「おはスタ」('07年4月~'08年3月、テレビ東京系)にも出演経験がある長野は、13歳当時の'08年4月、「13号」としてアイドリング!!!に加入(2期生)。以後約7年に渡って、中心メンバーのひとりとして活躍してきた。しかし、昨年12月に実施された23rdシングル「ユキウサギ」発売記念ミニライブ&握手会のステージ上にて卒業を発表。その理由として、憧れだった声優を目指したいとの夢を明らかにしていた。

公開リハーサルと本番の卒業ライブとの間に取材に応じた長野は、「きょうで『職業:アイドル。』は最後の日になります」と、アイドリング!!!4thシングルのタイトルに引っ掛けて挨拶。続けて、「もともと『おはガール』として活動していてアイドルになりたかったわけじゃなかった私が、7年間もアイドルを続けるなんて! 始めた当時は、まさか"アイドル戦国時代"が来るとは思ってなかったですから」と、想定外のアイドルブームが人生を大きく変えたと回顧した。

また卒業後についてはあらためて声優志望だと明言し、「目標は田村ゆかりさん。最近の女性声優さんはいろんな活動をする方もいますが、できれば声優一本でいきたい。なるべく人前に立ちたくないので」と、独特のネガティブトーク(!?)を展開。

さらに、本誌記者から卒業後の自分の"後継者"を尋ねられると、「ほんとはゆりっぺ(橘ゆりか※アニメ好きとしても知られる)と言いたいところなんですが、でも関谷(真由)かなぁ。自分と同じ"雑魚キャラ"を託せるのは彼女ぐらいしかいない(笑)」と、派生ユニット「NEO fromアイドリング!!!」の一員でもある"NEO世代"の後輩の名前を挙げていた。

なおライブでは、みずから考案したセットリストで25曲全曲(アンコール含む)に参加。MCでは「7年間アイドルをやってこれたのは、メンバー、スタッフさん、そしてもちろん皆さんがいたおかげです」と集まったファンに感謝の言葉を述べていた。

■MCでのコメントより

「私がアイドリング!!!に入ったのは7年前で、当時はアイドルになるつもりなんてまったくなかったです。でもこうして、7年間もアイドルを続けることができたたのは、本当に奇跡に近かったと思います。7年間で迷ったこともあったし、辛いこともありました。正直アイドルを辞めたいなと思ったことが何度もありました。だけどこうして7年間アイドルをやってこられたのは、メンバーもいて、スタッフもいて、ここにいてくださるファンの方もいて、もう見なくなったファンもいて。当時はこんなにアイドルが注目されるとは思いませんでしたし、ここ数年間でアイドルというカテゴリが成長したと思います。そんな中のひとりでいられたことに、すごく誇りを持ちますし、こうやって素敵なメンバーに出会えたことも、アイドリング!!!に入ったお陰なんだなと思っています。(今は)ちょっと切ないものがあります。こうしてアイドルとしてステージに立つことは、今後はなくなると思いますけど、これからも長野せりなは頑張っていきますので、どうか応援して欲しいとは言えないですけど、心から頭の端っこに置いてもらえるとうれしいなと思います。きょうは本当にありがとうございました」(長野せりな

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