仲間由紀恵「嫌な女を演じるのは楽しい!」

2015/04/02 00:00 配信

ドラマ

「美女と男子」でヒロイン・一子を演じる仲間由紀恵と新人俳優を演じる町田啓太(写真左から)

4月14日(火)からNHK総合でスタートするドラマ10「美女と男子」の試写会が同局内で行われ、主演の仲間由紀恵町田啓太らが登壇した。

同作は、仕事はできるが人望がなく常に上から目線のマネジャー・一子(仲間)と、若くてイケメンだがやる気のない俳優・遼(町田)が芸能界のトップを目指していくラブコメヒューマンドラマ。

仲間は「いつもは出る側なんですが、それを支える側のマネジャーさんになっていくという役をどんな風に演じようか楽しみに入りました。撮影が始まって2カ月になりますが、最初、この沢渡一子という女性がとんでもない人だなと思って入りました。

気は強い、人望はない、そんな女性をどんな風にパワフルに演じていこうかと思いましたが、『思い切ってくれ!』という演出の松浦(善之助)さんと脚本の田渕(久美子)さんのアドバイスを受け、思い切って嫌なやつをやらせていただきました。結構楽しかったです(笑)。

そんな人間的にもまだまだな人物が、素晴らしい男性と出会い、そんな二人が一歩一歩、成功への道を歩んでいくというお話で、私もどんな風に成長していくんだろうという風に楽しみながら演じています」と笑顔で話した。

一方町田は「新人俳優という役どころで、まさに僕も新人俳優として今やらせていただいて、日々勉強させていただいているんですけど、等身大の自分でしっかり勝負していって、この役と向き合って一緒に成長していって、最終的に僕もレッドカーペットを歩きたいなと思っています。

一線でやられている大先輩の女優・仲間由紀恵さんがまさかのマネジャーで、僕の芝居をずっと見ているっていう緊張感の中でやらせていただいています。

僕なりに一生懸命、このドラマとこの役に全力を注いで、人生懸けるつもりでやらせていただいています」と日々の撮影の中で得るものがたくさんあるようだ。

また、脚本を手掛けた田渕は「人間的にダメダメな二人が、人間としての成長を遂げていく姿を追い掛けていく作りになっていて、その辺りを楽しんでいただければと思います。今回は私の大好きなコメディーです。

仲間さんは、素晴らしいコメディエンヌで、こちらが求めているよりもさらに上を行く演技をしてくださり、大変希有(けう)な女優さんではないかと思いました。

町田さんは、とても背が高くて、仲間さんをガッと見下ろす感じがすごく新鮮で、このドラマが終わるころには、大変な女性ファンがお付きになるのではないかなと思っております。私は、この仕事を始めてことしで30年になりまして、その記念すべき年にこのドラマに出合えた事は、とても大きいと感じております」と大切な作品であることを明かした。

またオープニング映像の撮影について仲間は「この撮影は盛り上がりました! 本編の撮影を1日撮り終わって、夜からタイトルバックの撮影に入り、朝までやっていました。いい大人がね…朝方まで(笑)。でも楽しかったです(笑)」と楽しそうに話すと、町田が「何回も着替えたりしたんですけど、着替えれば着替えるほど、後半になればなるほどテンションが上って、余計なことをいっぱいしてしまいました。ギターを弾かせていたんですけど、高橋ジョージさんが指導をしてくださって。ジョージさんがほうきをギターのように弾いて、エアギターをやっているんですけど、それがもう本物のギターのように見えて、ほうきでも弾けるんだなあと思いました(笑)」と撮影秘話を明かした。

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