3月31日に神奈川・パシフィコ横浜でSKE48の17thシングル「コケティッシュ渋滞中」のリリースイベントが開催され、沖縄で全国ツアーをしていたチームEを除くメンバーが登場。
会場では握手会の他、メンバーのサインや2ショット写真が景品の「ストラックアウト」や「射的」などのアトラクションゲームが実施され、さらに3回のミニライブも行われた。
ミニライブでは7期研究生が初パフォーマンスを見せ、1回目のステージでは「手をつなぎながら」、2回目には「パレオはエメラルド」を披露した。
また、ミニライブ3回目のMCでは、SKEの“KD(=キッズ大好き)”として知られる大矢真那が早くも7期生に目を付けていることが発覚。すると、大矢は溺愛する江籠裕奈に「真那さんは“ビジネス江籠”」と愛情を疑われてタジタジになる場面も。
さらに、同日がSKE48として最後の活動となった中西優香、佐藤実絵子、古川愛李は「コケティッシュ渋滞中」の通常盤と初回盤のType-Dに収録されている卒業ソング「桜、覚えていてくれ」を歌い上げた。
3人でのMCでは、中西が今までSKEの1期生のオーディション映像が流れる際、AKB48の4期生を経てSKEに加入した自身の映像は使われてこなかったが、過去の映像を使用している「桜、覚えていてくれ」のミュージックビデオで、最後の最後に自身のオーディション映像が使用されてしまったことを明かした。
ミニライブ最後の曲の前には今村悦朗SKE48劇場支配人(当時)が登場。4月からNGT48劇場支配人となる今村氏はSKEへの感謝とNGT48劇場支配人としての決意を語ると、研究生5人の正規メンバー昇格を発表。
チームSに山田樹奈が、チームK2に青木詩織と竹内彩姫が、チームEに井田玲音名と鎌田菜月がそれぞれ昇格となった。
うれし涙を流しながら一人ずつ心境を語っていく研究生だったが、そんな中、青木が「正直、7期生の指導役として残されるのかなと思っていたので。きょうも(7期生を)見ていたら本当にかわいくて怒れないと思ってて…」と胸中を明かすと会場からは温かな笑いが。
井田も「ここにチームEさんが誰もいなくて、駆け寄ってきてくれなくて寂しい」と話して会場を沸かせた。
さらに、3月26日のAKB48の「AKB48春の単独コンサート~ジキソー未だ修行中!~」でチームK2への昇格が発表された、AKB48グループ研究生会会長でSKE48終身名誉研究生の松村香織も、昇格の受諾を表明。
松村は「今回、私が携わった6期生が全員昇格するということで、終身名誉研究生で残ることもいいのかもしれないのですが、私自身も前に進もうと思います。7期研究生はSKE48全員で育てていってほしいなと思います」とコメントし、ステージ登場時から掛けていた「終身名誉研究生」と書かれたタスキをステージの立ち位置0番(=センターポジション)に置き、その称号に別れを告げた。
そして、ミニライブ最後の楽曲は「仲間の歌」。この楽曲の恒例と言える中西の、最後となる先導を受けて、ファンとメンバーが一緒に“愛の歌”を歌ってステージは終了した。
ミニライブ終了後には中西、佐藤、古川に加えて、同じく3月をもって卒業する研究生・荻野利沙の握手会が開始となり、ファンとメンバーが最後の交流を楽しんだ。
握手会の途中には、今村氏から3月30日付けのオリコン・デイリーCDシングルランキングで「コケティッシュ渋滞中」が1位を獲得したことがアナウンスされ、会場中から拍手が起こる一幕も。
それぞれの握手会が終わると、卒業メンバーが最後のあいさつに登場し、ファンをバックに記念写真を撮影。SKEの1期生である中西と佐藤は、佐藤の「いっきむちー!」という1期生の愛称を掛け声に人差し指を立てたポーズをそろえるなど、最後まで明るい雰囲気で活動を行った。
続いて登場した荻野の元には同期の江籠、二村春香、古畑奈和、宮前杏実も集まって記念写真が撮られた。
最後には現れたのは古川。古川があいさつを終えると、ファンは有志の号令で「ありがとう! そしてありがとう!」とアニメの名ぜりふを合唱して古川を送り出した。