千葉・舞浜アンフィシアターにて行われた「dビデオ MIKATA Conference 2015 映像のミカタを考える。」内で、今夏公開の映画「進撃の巨人」(8、9月公開)と連動したオリジナルドラマ「進撃の巨人」の制作発表が行われた。
会場には、映画の制作発表に先駆けて出演キャストである石原さとみ、桜庭ななみ、渡部秀、武田梨奈、水崎綾女、平岡祐太が登場。
同作品は、「別冊少年マガジン」(講談社)に連載中の諫山創の人気漫画「進撃の巨人」が原作。圧倒的な力を持ち人間を餌とする巨人と人間たちの戦いを描いた物語で、今夏に実写映画(前後編2部作)の公開を控え、映画版と連動した内容となっている。映画では描ききることができなかったエピソードを中心に、登場人物にフォーカスした内容で、兵士たちの日常や、ある秘密が明かされるそう。
同ドラマはハンジ編、サシャ編、フクシ&リル編の3編からなっている。各編のストーリーの詳細はまだ謎が多いが、ハンジ(石原)やサシャ(桜庭)の原作に登場するキャラクターだけでなく、映画版オリジナルのフクシ(渡部)、リル(武田)、ヒアナ(水崎)、ドラマ版のみの新キャラクター・イズル(平岡)が登場し、「立体機動装置」など対巨人用の兵器開発に隠された秘話やハンジが行う“巨人研究”、疾走感あふれる立体鼓動のアクションなど見どころ満載のドラマに仕上がっているようだ。
――役を演じてみての感想は?
石原:とても長くハンジというキャラクターをできる幸せとともに、とてもとてもいとおしく思えるキャラクターになりました。きょうは初めて進撃の巨人について公の場でお話しをするのに緊張しています。
桜庭:とても人気の原作で、この役をやらせてもらって本当にうれしかったです。
渡部:僕たちフクシ・リル編はつい先日クランクアップしまして、約1カ月の長い撮影を終えました。僕たちフクシ、リルは劇場版の方ではカップルとして登場しているのですが、dTVオリジナルではどういういきさつで、どういう流れを経てカップルになったのかを色濃く描いているので楽しみにしてください。
水崎:シングルマザーのヒアナを演じさせていただきました。今回はdTVオリジナル版ということで、本編では描かれなかったそれぞれのオリジナルキャラだったり、原作からのキャラだったり盛りだくさんです。
平岡:僕自身「進撃の巨人」ファンで、世界観を本当に大切にして、今回dTVで演じさせてもらいました。本当に世界が注目する作品でもあるので、この作品を誇らしく、制作陣もキャスト陣も作ってきました。
――今回の取り組みについては?
石原:本編よりも、ハンジというキャラクターの内面とか過去を今回描いているので、ちょっと難しく感じました。本編では映していない笑い方とか叫び方とかのバリエーションをもっと豊富にさせたいなと思って、アニメ版の声優を務めている朴ろ美さんに相談させていただき、アドバイスをいただきました。すごくいろんな方に支えながら、いろんなエキスを取り入れながら、乗り越えることができましたね。
――意識したことは?
桜庭:サシャの魅力ってやっぱりマイペースというか、緊迫した雰囲気もなくイモを食べてたりとか、そういうかわいらしいイメージがあります。いっぱいイモを食べたりという一面もありながら、やる時はやる感じです。でも、(イモは)しばらく大丈夫です(笑)。
――ストーリーの見どころ?
渡部:すごく優しくて、実は優等生なキャラ。フクシ・リル編はすごくアクションを多く入れ込んだ作品です。フクシとリルは、同期の中でも1、2位を争う優等生。その優等生同士がさまざまな過去を持っていて、愛を持った上でぶつかるという魅力的な話です。
――アクションシーンは?
武田:ちょうど先日の夜中までアクションシーンを撮っていて、結構内ももとかがあざになるぐらいお互い本気で当て合おうっていう感じでやっていました。本当に危険は多かったんですけど、クランクインする2カ月前ぐらいからアクションの練習をやっていたので、今までにないアクションシーンができたんじゃないかと思いますね。本気で当てていいからと(渡部に)言ったら、(渡部さんに)本気でみぞおちを蹴られて(笑)。
――オリジナルキャラの魅力は?
水崎:映画本編では、割とおとなしい感じでやらせていただいているんですけど、今回のdTVオリジナルでは、リル・フクシ編で二人に母としてアドバイスをしていたりするのが見どころです。母性を出したり、いろんなところを出したり(笑)。セクシーな要素もあったりするので、dTVと同じドキドキのdを出しました! 今回、原作やオリジナルキャラとかが入り混じってるんですけど、原作の諫山先生も「原作を超えて楽しい作品になっているね」っておっしゃってくださったので、すごく私も楽しみです。
――現場の雰囲気は?
平岡:セットが本当にすごくて、映画の世界観をそのまんまでした。役者をやっていく上で本当に新しい世界が自分たちの前にも開けている気がします。予算を掛けてちゃんと映画の世界観をとことんやってやろうという、現場からの熱をすごく感じましたね。
――最後にファンに見どころを
石原:今回のdTVは3部作なんですけど、立体起動装置の誕生、巨人研究、ハイジの生い立ち、フクシとリルのラブだったり、とてもワクワクする内容になっています。今回の作品が8月から配信されるので、ぜひ本編と一緒に見ていただければ、楽しんでもらえると思います!
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