4月4日に大阪市内で「第50回上方漫才大賞」の発表会が行われ、大賞にテンダラーが輝いた。また、奨励賞を学天即、新人賞を吉田たちが受賞した。
大賞は事前にザ・ぼんち、テンダラー、NON STYLEの3組のノミネートが発表されており、4月2日の二次審査でテンダラーの受賞が決定し発表に至った。また、奨励賞は5組、新人賞は7組のノミネートから、審査員および視聴者が当日の漫才を審査する“賞レース方式”を経て、上記のコンビが受賞した。
大賞のテンダラー・白川悟実は「ここまで長くかかってしまったんですけれど、純粋にうれしいです。子供の時から毎年見ていた賞を自分が取っているっていうのが実感ないですね」とコメント。
相方の浜本広晃も「一番欲しくて、漫才師として頑張ろうと決めたときから目指していた賞だったので、本当にうれしいです。受賞がおととい決まってから、ウィキペディアで『上方漫才大賞』を調べて、受賞者の欄が49回まで書いてあったので、『これ次から俺の名前が載るやん』ってニヤニヤしながらお酒飲みました(笑)。(今後は)舞台を頑張っていくっていうのはもちろんなんですけれど、昨年アメリカで英語で漫才させていただいて、せっかくなのでそれを定期的に続けていって、アメリカ人に『MANZAI』っていう言葉を広められるくらいやりたいですね」と大賞の喜びと、次の目標を口にした。
また、奨励賞の学天即・奥田修二は新人賞から2年連続での受賞について「これに関しては、むちゃくちゃ格好いいですよね(笑)。でも本当に無理かな、そんな甘いわけないだろうって思っていたんですけれど、獲れないことはないってずっと信じて、ノミネートからずっと練習してきました」と話した。
相方の四条和也は「先輩と戦ってホンマ初めて取れた賞だったので、うれしいです。(ネタ中に歌を歌ったことについて)むちゃくちゃ気持ちよかったですね。もう1回歌ったろかなって思うくらい」と出番終わりの手応えを語った。
そして、新人賞の吉田たちは「先輩たちに勝てたのがうれしいですね。ひとつ前の和牛さんが怖かったですね。昨日の夜、弟のこうへいの家でネタ合わせをしていたんですけれど、和牛さんを意識して一番倒したい先輩だったので、げん担ぎで2人でビーフカツカレーを食べました(笑)」(ゆうへい)、「食べながら『だっせーことしてんな』って思ってましたけど」(こうへい)と、げん担ぎをしていたことを明らかにした。