4月25日(土)、5月2日(土)に前後編が放送される連続テレビ小説「マッサン」スピンオフ(NHK BSプレミアム)の試写会&記者会見がNHK大阪放送局で行われ、前編の主役の早見あかり、後編の主役の江口のりこが登壇した。
前編は政春(玉山鉄二)の妹・すみれ(早見あかり)が主人公。故郷の広島を飛び出し大阪に来たすみれは、食堂“こひのぼり”で働き始める。かいがいしく働くすみれの元に血相を変えた政春やエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)、島爺(高橋元太郎)も店にやってくる。実は広島ではすみれの見合い話が進んでいて…という物語。
後編は政春の住吉酒蔵時代の同僚、好子(江口のり子)が主人公。1938年のある日。工場が冬季休業の間、政春とエリー、エマ(優希美青)は大阪へ初めての家族旅行に行こうとしていた。そこへ好子と池田(前野朋哉)がやってくる。二人は駆け落ちしてきたと言い、政春の工場で住み込みで働かせてほしいと言うが…というストーリー。
早見は「マッサンの出演が決まって、すごくうれしくて、どんな風にすみれを演じようかと考えていたら、実は9月にあっという間にクランクアップしてしまいました。でも、いつか、北海道編で帰ってきたいという事を、ずっと言っていたんです。
お姉ちゃん(千加子役・西田尚美)とお父ちゃん(政志役・前田吟)は、広島から1回北海道に行っているのに! すみれは手紙だけで出たりとか(笑)。マッサンの放送を普通に一視聴者として見ていましたので、このスピンオフのお話が来た時は、すごくうれしかったです。今回は広島ではなく大阪・こひのぼりを舞台にした物語ということで、朝ドラなのにコントを撮っているような楽しさがありました。
スピンオフならではのテンポ感というか面白さがすごく伝わるものになったんじゃないかなと思いましたので、ぜひ皆さんに見ていただきたいです。前編は、私自身が出ているので、もちろん見ていただきたいと思うんですけど、後編も見させていただいて両方とも面白かったので、両日楽しんでもらえたらなと思います」とコメントした。
江口は「本日はお集まりいただいて、ありがとうございます。スピンオフをやらせていただいて、すごくうれしいです。テレビで北海道編を見ていたので、なんかその、テレビの中に入って自分が芝居しているみたいな感覚があって、面白かったです。
出演されている役者さんが、みんなとても魅力的で、明るく楽しい作品です。面白いし、ちょっと良い話にもなっています」と笑顔で作品の見どころを述べた。
制作統括の櫻井賢は「時代はすでに“まれ”ですが、“マッサンロス”なんて言葉も聞かれます。私もその一人かもしれません。今回実は本編では会ったことがない、という組み合わせで撮影するなかで、あらためてこの作品は今まで大阪、広島、北海道と、これだけ個性あふれる、実力のある皆さんに支えられてドラマをつくっていたんだなと感じました。現場のお芝居をみんなで楽しみながらつくった、そんな作品です。マッサンを楽しんでいただいていた皆さんに、再びたっぷりマッサンを懐かしむ時間を過ごしていただければと思います」とアピールした。
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