宇賀アナの粗相にしんのすけ「かわいこぶったでしょ」

2015/04/18 15:57 配信

映画

4月18日から公開スタートした「映画クレヨンしんちゃん オラの引っ越し物語」の舞台あいさつに登壇したメーンキャストとゆず

4月18日、“嵐を呼ぶ5歳児”野原しんのすけの活躍を描く「クレヨンしんちゃん」の劇場版最新作「映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~」が公開初日を迎え、東京・TOHOシネマズ日劇で初日舞台あいさつが行われた。

司会のテレビ朝日・宇賀なつみアナの呼び込みで、メーンキャストの声優を務める矢島晶子ならはしみき藤原啓治こおろぎさとみ、そして主題歌「OLA!!」を歌う人気フォークデュオ・ゆずが登壇し、初日の映画を見たばかりの観客の熱い声援に応えた。

しんのすけの声を担当する矢島は「朝早くからたくさん集まってくださってありがとうございます。たぶん楽しんでいただけたと思うので、さっき宇賀アナウンサーが言っていたように、このシーンまた見たいな! ってところがあったら何度でも足をお運びいただけるとうれしいです」とあいさつ。

「地声がそのまんまみさえ」という、みさえ役のならはしは「『クレヨンしんちゃん』はファミリーアニメなので、小さいお子さまやファミリーの方が多いのかなと思ったんですけど、きょうはカップル的な方とか若いお嬢さまとかがたくさんいらっしゃるので、逆に緊張しています(笑)」と、照れ笑い。

自称“超人気若手声優”のひろし役・藤原は「きょうは女性のお客様が本当に大勢いらしていますけどね、おそらくこの後出てくる人(ゆず)のファンではなく、私のファンに違いないでしょうね(笑)」とボケると、観客から大きな拍手が。これにはならはしも「皆さん優しくて、あなた良かったわね~。ありがとうございます」と、亭主を盛り立てていた。

ひまわり役のこおろぎは「ことしもみんなで力を合わせて初日を迎えることができてうれしいです。メキシコとか行っちゃってどうなるのかなと思ったんですけど、基本この家族はどこに行っても変わらないので、これからもどうぞよろしくお願いします」と、観客に呼び掛けた。

進行を務める宇賀アナの「ここからは会場の皆しゃ(さ)ん、登壇者の皆しゃ(さ)んと一緒に振り返りましょう」というカミカミの進行ぶりに、しんのすけから「ちょっと待った! 宇賀さん! “皆しゃん”って。今、かわいこぶったでしょ!」と厳しいツッコミが入る一幕も。

「一番緊張しているでしょう! でも大丈夫、あとでオラが包み込んであげるからね」と、しんのすけらしく励まし、宇賀アナは恥ずかしそうに恐縮した。

そして、野原一家がメキシコへ行くまでに、春日部市からの転出届やパスポート取得、新宿で思い出づくりしたことなど、引っ越し準備の様子をスクリーンで紹介し、主題歌を歌うスペシャルゲスト・ゆずが登場。

北川悠仁は「国民的アニメ『クレヨンしんちゃん』の主題歌をやらせていただいたことを本当にうれしく思っています。最初、このお話をいただいた時は、ざっくりとしたオファーだったんですけど、思い切って曲を書いてみて、すぐ『OLA』という言葉が浮かんできました。しんちゃんのせりふでもあるし、メキシコのあいさつでもあるので。そして迷わず曲を書いたんですが、実際に映画に流れているのを見て、われながらいいセンスしているなと思いました(笑)」と、自画自賛しつつ主題歌への起用を喜んだ。

また、岩沢厚治は「しんちゃんがメキシコに行ってしまうということで、お見送りにきました!」と、しんのすけに笑顔を向けると、しんのすけからが岩沢の尻にスリスリし、「ありがとうございます。これで“おしり”あい」とスキンシップで応えた。これには岩沢も「おおっと、圧が強いなあ!(笑)」たじたじだった。

最後に、野原一家をバックダンサーにゆずが主題歌「OLA!!」をパフォーマンスし、会場のファンを熱狂させた。