バラエティーやCMでも活躍する日本で最も著名なYouTuber(ユーチューバー)・HIKAKIN。毎日アップするオリジナル動画で多くの人々を魅了する彼はまるで“一人テレビ局”のよう。そんな彼にとって、テレビはどんな存在なのか…彼を直撃してみた!
「今の若い世代、特に10代前半の子たちにとっては、僕ら世代と違って、YouTubeとテレビって同等な扱いなんですよ。だから僕のことも、テレビタレントのようにもてはやしてくれます。僕がどんなに地味なことをやってても、よく見てくれているファンの方と直接会うと、『やべー!本物だ!』って(笑)。もちろん、たたかれることもありますよ。死ね、死ね、言われることもよくあります。ネガティブな声って目立つから、つい(コメントを)見ちゃうんですよね。ただ、そういうダイレクトなところがYouTubeの良いところだったりしますね」
――テレビに視聴率があるように、YouTubeも再生回数が人気のバロメーターの一つ
「(再生回数は)やっぱり気にしてます。動画アップするのは夜7時って決めてるんですけど、夜12時の段階と、朝起きた段階の視聴数の伸び率で、今回アップした動画が失敗だったか、成功だったかだいたい分かるんです。なので、起きた瞬間にぱっと(YouTubeの)管理画面とか見ちゃいますね。動画の評価、グッド/バッドの比率も確認して、次に生かしてますよ」
――人気を獲得するためには、動画の内容も重要なポイントだという
「内容は、みんなが身近に感じられるような、ガリガリ君の新しい味食べてみるとか、辛いもの一気に食べてみるとか、そんなことをよくやってますね。最近だと、お風呂に入浴剤を100袋いれて入ってみるってのはたくさんの方にご視聴いただけました」
――面白い動画を配信し続けるにはリサーチも欠かせない
「YouTuberとして人気を得るためには、最低一日一本アップするのが必須だと思います。これから流行りそうなものに敏感になることも大事。例えば'13年の終わりごろから'14年にかけてはゲーム実況が流行ったし、おもちゃ系もキテましたね」
――「有名になりたい」。HIKAKINがYouTuberとなったきっかけは意外にも単純なものだったそう
「何気なくはじめたYouTubeの動画制作ですけど、元々はこんなことやるなんて思ってませんでした(笑)。はじめはただただ有名になりたくて、『ハモネプ』(フジ系)のボイパリーグ(HIKAKINは第二回大会で優勝)に出演してました(笑)。ボイパに熱中していたころと比べたら、興味の幅が広がりましたね。世界で活躍するYouTuberがどんな動画を上げてるかだってもちろんチェックしてます。英語だから対抗はできないけど、いい刺激もらってますね」
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