ビートたけし「B&Bにはかなわないと思った」

2015/04/21 05:00 配信

バラエティー

「なるみ・岡村の過ぎるTV」に出演する岡村隆史、スペシャルゲストのビートたけしとなるみ(写真左から)(C)ABC

毎週日曜にABCテレビにて放送中の「なるみ・岡村の過ぎるTV」に、ビートたけしがスペシャルゲストとして登場することが分かった。4月26日(日)、5月3日(日)の2週にわたって、たけしがコテコテの大阪バラエティーに乗り込む。

「大阪人がビートたけしさんに聞きた過ぎる100の質問」をテーマに、芸人から街行く人まで、大阪人がたけしに聞きたい質問を本人にぶつける。たけしがさまざまな質問に答えながら、お笑い、芸人、家族のことや恋愛のことまで幅広く赤裸々トークを繰り広げる。

進行役は、たけしに見いだされたテンダラーと、たけしの番組「みんなの家庭の医学」でアシスタントとして共演していたABCテレビの喜多ゆかりアナ。

いつもとは異なるスペシャル感に、なるみとナインティナイン・岡村隆史もどこかフワフワして地に足が着かない状態で番組がスタート。そんな中、“レッドカーペット”を歩いてたけしが登場し、番組に集まった100の質問が入ったボックスの中から、テンダラーの浜本広晃が引いた質問に答えていく。

ティーアップ・長谷川宏の質問は「東京芸人と大阪芸人の違いについて」。これには「言葉のリズムが違う。B&Bを見た時にかなわないと思った」と、それまで標準語でやっていた漫才を自分の話し言葉に変えたという逸話を明かす。また、「大阪には笑いが根付いている」と、文化の違いも感じることが多いとか。

なるみは、ツービートの相方・ビートきよしについて「どんな存在なんですか?」と尋ね、「やっぱり相棒としてはいいと思う」と、本音も飛びだした。「もし、他の誰かと組むとしたら?と聞かれた時、上方よしおさんを挙げたけど、あの人とオレが組んで売れたかといえば、そうじゃなかったと思う」と、漫才コンビの妙について語る。

さらに、「(横山)やすしさんが天才と呼ばれたのは、(西川)きよしさんがすごかったからで、きよしさんがいたからやすしさんが生きたと新聞に言ったら、それをきよしさんが読んじゃって…」というエピソードも。その後、西川が爆笑リアクションを取ったのは言うまでもない。

テンダラー・浜本は「事務所の若手のライブでツービートが前説したと聞いた」と、“都市伝説”めいた質問をすると、たけしは「やりたいじゃない、客前で」と、あっさり認めた。まさに生涯現役を貫くたけしらしいエピソードで、それ以外にも現在、立川談春の弟子“立川梅春”として落語もしているという。

「客前ではウケないとイヤ」というたけしは「高座では客の顔が見えなくて、上がってしまった」と、大御所らしからぬ一幕も明かした。

そんなたけしには験担ぎで普段から持ち歩いている物があるとか。「忘れてしまって、一度、舞台袖に戻ったこともある」というほど、たけしにとって大事な物とは何なのか。

一般視聴者の自営業の男性(45歳)からは「『オレたちひょうきん族』('81年-'89年、フジ系)の時代と今のテレビの違いは?」という質問も。これには「お金だよ」と即答。「テレビ全盛の時代で、何千万もするセットを一瞬で壊した」と、今では考えられないような当時の豪快なエピソードが次々と飛びだす。

その他、「最後にカミさんに会ったのは2年半前ぐらい」「浅草の道行く人に1万円を配りながら歩いた」「関西に彼女がいてこそっと大阪に来ていた」など、たけし伝説の答えが明かされる。

いずれもお笑い界のトップを走り続けてきたたけしにしか語れない話ばかり。どんな質問にもレジェンドならではのエピソードが満載で、これには岡村も「生きざまが分厚い!」と感嘆していた。