5月10日(日)にNHK BSプレミアムで放送されるドラマ「ボクの妻と結婚してください。」の第1話試写会が同局で行われ、主演の内村光良と木村多江、脚本の岡田惠和が登壇した。
本作は、お笑いが大好きなテレビ局営業部員の修治(内村)が余命6カ月と診断されたことから、自分の代わりに家族を守ってもらう人を見つけるべく、修治が妻・彩子(木村)の婚活を始めてしまう物語。
主演の内村は「正月明け一発目の仕事がこれで、クランクアップが3月31日ということで、本当に私は働きました(笑)。自分を褒めてやりたいと思っています!」と語り会場を笑わせた。
そして「余命ものと一言で言ってしまえばそうですが、その中には笑いもあって寂しさもある、お互い向き合っていく家族やそれを支えあう人々の物語となっておりますので6話最後まで見ていただければと思います」と感慨深げに語った。
木村は「きょうご覧になっていただいて、見たことのないドラマだと感じられたんじゃないかと思います。私はそういう風に思いました。心がいろんなことに引っ張り回されて、このジェットコースターどこに行くんだろうと。
1話、2話と見ていただいて、6話の最後には、とっても幸せだったな、見てよかったなと思えるドラマになっていると思います。最後まで楽しんでいただければと思います」とアピールした。
脚本の岡田は「とても素晴らしい原作を預けていただいて(原作者の)樋口(卓治)さんに感謝したいと思います。出来上がりを順次拝見していますが、とても素晴らしい出来上がりになっています。悲しいシーンでもちょっと笑えたり、笑えるシーンでも少し泣けたりするドラマになっています。ぜひ見ていただければと思います」と述べた。
舞台でも同原作で共演した内村と木村だが、内村は「多江さんとは舞台で一緒にやっていたので、コンビネーションみたいなものは出来上がっていました。ただ岡田さんの脚本が舞台とは全く違うものだったので(笑)。本当に新鮮な気持ちで、オリジナルドラマをやるような感じでした。舞台より私は尻に敷かれています(笑)。舞台では妻はもっと従順だったかな」と苦笑い。
また本編にサプライズで登場するバラエティー番組「LIFE!―」(NHK総合)のキャラクター、塚地武雅扮(ふん)するイカ大王について「岡田さんによると3話で出てくるらしいです。かなりでかい声で喋っていた」と内村は報告。
それを受け岡田は「準完成版を見ると『そんなに!?』っていうぐらい出ていました。何か監督に与えられていた設定があるらしいです」とコメント。ほか、クールポコも2話の予告で顔を見せ、さまざまな芸人たちが今後登場予定だ。
さらにサプライズで、内村の息子・陽一郎役を演じた伊澤柾樹が風船を持って登場し、内村と木村にプレゼント。
内村と木村の両親はどうだったか尋ねられた伊澤は「お父さんとお母さんは本当に優しくて、誰もが憧れる両親でした」と発言。内村から「優等生だな!」と褒められる一言も。
最後に、司会者から小さな風船がいっぱい入った特大風船を渡された内村と木村は、それを夫婦二人の“共同作業”で解き放った。
制作統括の後藤高久氏は「放送作家の樋口さんが原作を書く時に頭の中にキャストイメージで内村さんがあったということです。内村さんいわく『このドラマをやることは運命だったのではないか』とのことでした」とコメントした。
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