TBS系金曜夜10時放送中のドラマ「アルジャーノンに花束を」で主演の山下智久がオールアップを迎え、脚本監修を務める野島伸司が山下に花束を贈った。
「白鳥咲人役、山下智久さん、オールアップでーす!」というスタッフの声に両手を上げて応えた山下。
「ありがとうございます! 僕がこれまで出演したドラマの中で、一番撮影期間が長かったです。そして何よりも役作りも含めて、一番苦労しました。30年間生きてきた経験、学んできたことを全て役に反映したつもりです。
この作品を通して、いろいろなことが学べたなと僕自身思います。咲人のように、2つの選択肢があったら、難しい方を選んで、生きがいを感じられる人生を送っていきたい、そういうことをこのドラマから教えてもらった気がします。そして、この素晴らしいスタッフ、共演者にひと皮むけた状態でいつかお会いしたいです」と笑顔を見せた。
山下が苦労したという本作。野島は「すごいいい出来だと思います。これはキャスティングが、全てのパーツでうまくはまったと思います」と絶賛。
山下についても「とてもよく演じてくれていると思います。すごくデリケートに繊細に役に寄せてくれているので、特殊なドラマではないというような芝居をしてくれています。今まで見たことがない、表現者として、“妖精感”がある、唯一無二感があるタイプの役者だなと思います」と労をねぎらった。
さらにオリジナルキャラクターである咲人の同僚・柳川を演じる窪田正孝についても「芝居がうまい人はこれまで何人も見てきてて、(その俳優たちと同じく)いわゆる“憑依型”の役者」と高評価を。
「(山下が)ギリギリのラインで模索しながら、オーバーアクションせず、純粋性だけを見せるように演じてくれようとした結果、癒やし効果、浄化作用というものが珍しくこのドラマにはあると思います。限界的な努力をして挑んでいる山下くんを見てほしいです」とコメントした。
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