早乙女太一が黒髪で“感情を抑え込む”役に挑戦!

2015/05/08 05:00 配信

ドラマ

「天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課-」にゲスト出演することになった早乙女太一(写真左)(C)テレビ朝日

“天使のような警察官”ヒカリ(剛力彩芽)と“悪魔のような天才弁護士”茶島(渡部篤郎)が未解決事件を解決していくミステリー「天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課-」(テレビ朝日系)に、早乙女太一がメーンゲストとして出演することが分かった。早乙女は重病を患った里親の介護をするため介護士の道に進む優しき男・蔭山を演じる。

今回、早乙女が演じる蔭山は大学を主席で卒業したほど優秀で真面目な人物。「さすがに金髪ではマズイ」という思いから、早乙女はこの役のために髪を黒く染めて役に入った。

ちょうどオファーを受けた日に放送された第2話(4月17日)を見て「作品の世界観や撮り方を研究したりもした」ようで、世界観を役に投影させて撮影に臨んだそう。眼鏡を掛けている人特有のまばたきを実践したり、自身の歩き方の癖を消したりするなど、並々ならぬ役作りで蔭山役に挑んだ。

実は、蔭山は胸の奥に“ある強い思い”を抑え込みながら、静かに生きる男。早乙女自身も「子供のころは殻にこもる性格で、根暗な部分があった」らしく、「蔭山とは育った環境も、胸に秘めたものも違うけど、台本を読みながら自分の経験を重ねた瞬間もあった」と、演じる役に共感した。

そうやって、蔭山役により深くアプローチしていった早乙女。彼が好む“派手な立ち回り”のない役柄に「身体的にはちょっとストレスだったりもします」と笑う一方、「蔭山の人間性はストレスなく演じることができています」と素直な心境を語った。

自分なりの蔭山像を生かし全力で役に取り組む早乙女だが、幼いころから舞台を中心に活躍してきた彼にとって、テレビドラマは手探り状態のよう。「撮影手順もいまだによく分からず手探り状態で、自分のせりふを覚えるだけで精いっぱい」と弱音を吐いた。

そんな中、大きな手助けとなったのが剛力、渡部の存在だったという。

「剛力さんは初めて会話をするシーンでも、すごく純粋に真っすぐ話を聞いてくれたので、つい何でも話してしまいました(笑)。渡部さんは大人の色気があって、前から尊敬していたんです。実は僕、今回も渡部さんに会いたくて出演させていただいたんですよ! なのに、劇中では二言くらいしか話せなくて(苦笑)。でも、撮影合間にはいろいろとお話ができましたし、本当にうれしかったです!」と、2人とのエピソードを語った。

また、自身の“天使と悪魔”なところについては「僕自身の悪魔な部分は“ひねくれているところ”ですかね(笑)。逆に天使な部分は子供と接する時かも。心が清められる感じがするし、天使っぽさをもらえているような気がします」と分析した。

心躍る撮影現場で、早乙女が見せる新境地とも言うべき演技。第6話から“第2章”へと突入する「天使と悪魔」にとって、今回のストーリーは大きな転換ポイントとなりそうだ。

後半へ向けて気持ちは高まるばかりだが、早乙女が演じる役のように感情を抑え込まず、感じるままのリアクションで見守っていきたい。