永瀬匡「ズタボロ」撮影中に心配掛けた母親に感謝

2015/05/09 19:28 配信

映画

初日舞台あいさつに登壇した荒井敦史、堀井新太、清水富美加、永瀬匡、南果歩、成田瑛基、橋本一監督(写真左から)

映画「ズタボロ」の公開初日舞台あいさつが新宿・バルト9で行われ、永瀬匡清水富美加堀井新太、成田瑛基、荒井敦史、南果歩が登壇した。

映画「ズタボロ」は、作家・ゲッツ板谷の「メタボロ」「ズタボロ」(幻冬舎文庫)が原作。不良として幅を利かせていたコーイチ(永瀬)が、力を得るために地元の不良グループやヤクザに接近していたが、仲間を守るために自分の力で戦う大切さに気付いていく物語。

主演の永瀬は、先日のテレビの食リポでの“率直な”発言がネットで話題となっているが、舞台あいさつでも観客に「ツイッターでも、面白いでもつまらないでも、正直に感想を呟いてくださいね」と呼び掛け、正直になることの大切さ(?)を訴えた。

5月10日(日)が“母の日”ということで、コーイチの母親・良子役の南は「皆さん、母の日にお母さんに電話をしましょう!」と呼び掛けた。

コーイチの仲間で女好きの高校生・植木役の堀井は、ほとんどアドリブだったという南との風呂場でのシーンについて「すごかったですよ…。いきなり風呂場にガラッと入ってきて、俺も植木役として芝居を続けなきゃいけないから、『見んじゃねーよ』と言ったら、『おまえのゾウさんみたいなもの見てねーよ』と(笑)。(演技の)引き出しがいっぱいあってすごいなと思いました」とエピソードを語った。

また、母親に関する思い出を各出演者が披露。

永瀬は「ズタボロの撮影中に、殴られる撮影の時に(拳が)目に当たってしまって、それを聞いた母親が『私の目でよければ代えてあげたい』と泣いたと知り、いざという時にはやはり母親なんだなと思いました」としんみり。

その後、サプライズでその母親から永瀬へのメッセージが読み上げられ、会場では涙ぐむ観客の姿も。

荒井は「この世界に入るきっかけが、母親が履歴書をオーディションに送ったことだったので、母親には感謝しています」とコメント。

成田は「大学を卒業する日に母親から来た、『息子として生まれてくれて、私は誇らしく思います』というメール、今思い出しても泣きそうです。この場に来ている両親に、言います! いつもありがとう」と感謝を伝えた。

堀井も両親が会場に来ていることを告白。「あまり褒めてくれない両親ですが、今母親に物申します。僕野球部だったんですが、夏の日にお弁当箱に納豆を入れるのはやめてください!ということで、いつまでも元気でいてください」と苦情と感謝を述べた。

清水は「夏になるとじんましんが出ちゃうんですが、“じんましん出た!”と母親にじんましんを写メするとフルーツなど体に良い物を持ってきてくれ、ありがたいです。母は今独身なんですけれど、もうすぐ結婚しそうなので、『結婚しなよ』と言いたいです。幸せになってもらいたいです」とエールを送った。

最後に“食べられるカーネーション”が入った弁当箱を持って出演者が写真撮影。カーネーションを食べるよう勧められた永瀬は「まずい!」と率直に発言。会場は笑いに包まれた。