“鼻キス”CMが話題の飯豊まりえが山下智久の妹役で登場

2015/05/15 17:23 配信

ドラマ

活躍の場を広げている人気若手女優・飯豊まりえに直撃取材!撮影=大石隼土

「あすなろ三三七拍子」('14年フジ系)や「学校のカイダン」('15年日本テレビ系)に出演し、テレビでも活躍の場を広げている人気ファッション雑誌「セブンティーン」専属モデルの飯豊まりえ。5月13日から始まったDHCの新CMでは“鼻キス”シーンも話題だが、彼女の次なるドラマ出演作は、毎週金曜夜10時から放送中の山下智久主演ドラマ「アルジャーノンに花束を」(TBS系)。5月15日(金)放送の第6話から山下演じる白鳥咲人の妹・花蓮として登場する。これからますます注目が集まりそうな彼女に “芝居”や、ドラマ撮影秘話などを語ってもらった。

花蓮は、臥せっている母親の代わりに、保育士として働きながら、生計を立てている働き者という難しい役どころ。

「花蓮は、小さいころはズバズバものを言う子だったんですけど、メガネっ子のすっかり幸の薄そうな子になってて。お父さんは亡くなって、お兄ちゃん(咲人)もどこにいるか分からない。お母さんも精神的に不安定で、すっかり複雑な家庭に。花蓮がお母さんを支えて生活しているので、普通の同年代の子は全然違う生活をしていますね」

第6話では、手術により超知能を手にした咲人が、自分を捨てた母・窓花(草刈民代)に会いにいき、花蓮も幼いころに離れ離れになっていた咲人と17年ぶりに再会する。

「花蓮はお兄ちゃんが利口になってから会ってるので、その前は知らないんですよね。幼かった花蓮の記憶の中では、ずっとお兄ちゃんのことが好きだったと思ってるんですけど、実は花蓮が咲人の存在を快く思っていなかったことを告げられてしまうんです。咲人から『帰れ!』と言われて、ハッとするお芝居だったんですけど、もしこれが自分に向けられたものだったら本当に悲しいなと思いました」

難しいテーマを扱っていることもあり、ドラマの現場は緊張感も。さらに、第6話という途中から撮影に参加する飯豊にとっては、現場になじむにも時間を要した。

「前作の学園ドラマが同世代の出演者も多く、学校のような現場だったので、今回は一転、“大人の現場”というか、どこかピリっとしてるんです。山下さんもすごい演技に集中されているので、久々の感覚を味わっています。でも、お母さん役の草刈民代さんはすごく優しくて! 本当に姿勢がよくて、キレイ! 空き時間には、草刈さんの学生時代の話とか教えていただいてます」

物語は第6話以降も、さらに複雑に展開していく。咲人以外にも、花蓮と小久保(菊池風磨)の恋模様も描かれる。

「アルジャーノンにしか心を開かなかった小久保くんが花蓮に恋をすることで変化して、面白くなると思います! 山下さんも栗山千明さんも、本当にお芝居がすごいので、思わず現場で涙してしまうことも。第8話の撮影では見ていて、本当につらくなってしまいました…。お母さんも本当は、咲人と花蓮と3人で暮らしたいと思っていると思うので、お利口なうちにうまくってほしいなと思っています」

一方、5月13日から放映が始まっているDHC「毛穴シリーズ ポアナ」の新CMでは、きれいな肌を披露。彼との“鼻キス”は「ドキドキする」など話題に。

「ドラマと違って、CMの撮影では現場で会ってすぐに恋人の雰囲気を出さなきゃいけないのが難しかったです。でも、彼役の方が同じ事務所の武子直輝くんだったので安心しました。撮影中は顔を寄せてくる彼の方が緊張してたと思います。何回か鼻の頭より上に当たってましたから(笑)」

モデルとしては自信がついてきたと話す飯豊。芝居もいろいろ経験を重ねることで、逆に考え込むようになってしまったという。

「私は、どう演技しようか考えてしまう人で、DHCのCMのときに『演技しないで、自分らしくそのままで』と監督から指示があったのですが、お芝居しないのも逆に難しくて! 自分で考えて演じていたら、やり過ぎと言われてしまって…まだ課題だらけですね。今後、演じてみたい役としては爆発するような、ミステリアスな女の子などをやってみたいです。あとは恋愛ドラマ未経験なのでやってみたいです! 最近、トキめく感情を忘れがちなので、お芝居で取り戻したいですね(笑)」