田崎あさひと長谷川萌美によるガールズボーカルユニット・Bitter & Sweetが初のワンマンライブツアー「Bitter & Sweet 1st SHOWCASE」の東京公演を東京・LIVE HOUSE ZONE-Bで開催。オリジナルの人気曲に加え、カバー曲、初のギター弾き語り、iPadアプリを使った実験的なパフォーマンスなど多彩な内容で行われた。
昼公演は最新シングル「恋愛WARS」、2ndシングル「誰にもナイショ」でスタート。「誰にもナイショ」は、好きな男の子に対しての心の声を表したせりふ部分も人気。長崎公演では田崎がせりふを長崎弁で披露し大きな歓声を浴びたが、今回は「お帰りなさいませ、ご主人さま。あさひが夢の国へご案内します♪」と元の歌詞とは関係ないメード仕様に。
田崎がファンをとろけさせると、2番のせりふ部分では長谷川が「何見てんだよ!…ウソウソ、見てみて、みーんな大好き!」とこちらもまさかの“ツンデレ”。先輩の田中れいな(LoVendoЯ)が2人のイメージに合わせて考えてくれたというせりふでファンを喜ばせた。
オープニング2曲を歌い終え、「Bitter & Sweet 1st SHOWCASEへようこそ!」(田崎)、「みんな、来てくれてありがとう!」(長谷川)と、それぞれあいさつした。
今回のツアーではさまざまな“初挑戦”を行っており、その一つがiPadアプリ「Everyday Looper」の多重録音機能を使ってのパフォーマンス。即興録音しループ再生できるこのアプリを使い、歌う前にその場で二人の声によるボイス・パーカッションやコーラス、効果音、さらに観客によるクラップ音やコールなどを収録。
その音を曲中で再生しながら1stシングル「Bitter & Sweet」を歌ったが、2人のメーンボーカルに本人によるコーラスやボイス・パーカッションも加わったことで、いつもよりも厚みのある歌声となった。
また、それぞれのソロコーナーの中でも“初挑戦”が用意された。長崎公演では田崎がギターの弾き語りを初披露したが、本公演では長谷川がギターの弾き語りでベン・E・キングの「Stand by me」を歌い上げた。
一方、田崎はユニット結成前にリリースした「手紙」をピアノで弾き語り。田崎にとってさまざまな思い出が詰まった1stソロシングルで、歌いながら自然と涙がこぼれ落ちる一幕も。「この曲をライブのために練習していたら、いろんなことを思い出すんですよ。ミュージックビデオ撮影のために寝ないで曲を覚えたことや、大変なこともつらいこともいっぱい経験したんですけど、大好きな『MUSIC FESTA』でこの曲を歌ったことなど楽しい思い出もいっぱいで…。イントロを聞くだけで、いろんなことがよみがえってくるんです」と、声を詰まらせながら思いを語った。
ステージ中盤では海外からの特別ゲスト(!?)として、クイーンのフレディ・マーキュリーをほうふつとさせるチョビヒゲ女性ロックシンガー“モエミー・マーキュリー”が登場。その正体は長谷川で、大ファンだというクイーンの「Bohemian Rhapsody」を完コピした。
その後、事務所の先輩・中島卓偉の楽曲でアンジュルムのシングル「大器晩成」、「DREAM GIRL」「Rolling Days」、1stシングル「インストール」で本編を終えた。
大きなアンコールの歓声の中、2人は再びステージに登場。長谷川は「いろんな初挑戦があったり、モエミー・マーキュリーの出演があったり(笑)、充実したすてきな時間になりました!」とライブを振り返った。
最後は、二人からの感謝の思いも込めてバラード曲「恋心」でしっとりと締めくくった。
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