あの映画監督がバッサリ!豊田エリーはニセ物の笑顔!?

2015/05/22 21:47 配信

芸能一般

「ウェイワード・パインズ」の製作総指揮を務めたM・ナイト・シャマラン(左)と主演のマット・ディロン(右)と、ゲストの豊田エリー(中央)(c) 2014 FOX BROADCASTING 撮影:鈴木けいみ

映画『シックス・センス』のM・ナイト・シャマラン監督が手がけ、マット・ディロンが主演する脱出ミステリードラマ「ウェイワード・パインズ 出口のない街」。本作の世界同時放送を記念して、都内で来日記者会見が行われた。

製作総指揮のシャマランと主演のマットは、ともに今作がドラマ初挑戦。「最近のTVドラマは質が上がってきていて、自分も参加してみたいと思ったんだ。第1話は監督として現場に立ち、その後は製作総指揮として作品全体をプロデュースする立場で、2足どころか3足のわらじを履いていたよ」と、シャマラン。一方のマットは「とにかく台本が届いてから撮影までの早さに慣れなければいけないと思ったよ。あと、第1話だけではなく残りの9話も全てナイトに監督をやってほしかった。でも全体に共通するトーンをナイトが作ってくれたおかげで、他の監督たちも同じようにできたんだと思う」と絶賛した。

そんな中、大のシャマラン&マットのファンというタレントの豊田エリーが登場。タイトルにちなみ、お腹に松(英語でpine)が描かれた招き猫を持ってプレゼントする場面も。

豊田はマットに対して「(出演作の中でも)映画『ドラッグストア・カウボーイ』が好き。本当に色っぽくて、立っているだけで物語を醸し出すような雰囲気を持っているのがすごいなと思います。今後、私が俳優を続けていく上でアドバイスがあれば教えて下さい」と尋ねた。マットは照れながら「あの主人公のようには絶対になっちゃダメだ!それが一番大事だよ(笑)。でも真面目な話、アクターって素晴らしい仕事だよね。フィクションの中に、真実を吹き込むことができるから。あまりシリアスに受け止めすぎることなく、でも誠実にやることが大切だと思うよ」と回答。シャマランは「役者というのは、自分の真実を守る立場にある人だと思う。日常には社交辞令があるけれど、偽物の感情を覚えてしまうと役者にとっては台無しだと思う。でも、演技する中でそれが通用してしまう場面もあるんだ。周りの人がどう思うかよりも、(普段から)自分の感情をさらけ出すことによって、真の表情が出せると思うよ」と持論を展開した。

貴重なアドバイスを得た豊田は「大好きなシャマラン作品に出演するチャンスをください」と英語でアピール。すると、シャマランは「僕のアドバイスをちゃんと受けてくれたかどうかによって考えるよ。ニセ物の笑顔はダメだよ(笑)!分かりますよ、本物の笑顔かどうかは」とチクリ。豊田は「本当にお会いできて嬉しいからですよ!」と笑いながら英語で答え、和やかな雰囲気のまま会見は終了した。