長谷川朝晴「剛力さんの純粋さに吸い込まれそう」

2015/05/29 05:00 配信

ドラマ

「天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課-」で捜査一課の刑事・宇田川賢を演じる長谷川朝晴

毎週金曜に放送中の剛力彩芽主演ドラマ「天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課-」(テレビ朝日系)で、捜査一課の刑事・宇田川賢を演じる長谷川朝晴にインタビューを敢行。演じる上で心掛けていることや、ヒロイン・剛力の意外な印象などを語ってもらった。

――ここまで演じてきた感想を教えてください。

ポイントポイントでの出演ということもあり、“打席数”がそれほど多くなかったので、緊張の連続だったなあ。というのが正直な感想ですね。

――確かにピンポイントでの登場が多かったですもんね。

そうですね。要所要所で登場してきました。この物語が司法取引を扱っていることもあって、たまに司法取引について自分の中でも善か悪かてんびんにかけて考えるんです。そんな究極的なシーンの撮影なので、出番が少ないと余計に緊張の連続でした。

――失礼ながら、今回の役どころを見る感じとても怖い方なのかと思っていました(笑)。

変な感じですいません(笑)。普段からもっとこう怖かったり、クールだったりの感じでやれればいいのですが、小心者なんで素顔は役どころとは違うんです(笑)。皆さんのご機嫌をうかがいながら生きています(笑)。

――ここまで演じられてきて、周囲の反響はいかがですか?

やっぱり僕のことを良く知っている方には、いつもと違うねって言われますね。いつもはチャラチャラした役とか、ヘラヘラした役とか、極端に犯人のような役が多いので、抑えたトーンのクールな役を演じているのは見たことないと言われます。

――普段と違う性格を演じられて、役に引っ張られたりはしませんか?

あくまで僕の見解ですが、役に引っ張られる役はそもそも自分に近くて、イメージ的に“役を自分に引き寄せちゃう”ということだと思うんです。

このシーンは自分だったらどうなのかなと考えてしまう。それを繰り返していると自分なのか、役なのか分からなくなって、一緒になっちゃう。でも、逆にこの役をこうしようと自分から歩み寄っている場合には、それほど引っ張られません。

――第1話から、宇田川を演じるに当たって何か変えたことはありますか?

自分の中では意識的に変えていることもあり、話数を重ねるごとに少しずつそれが積み上がっていますが、そこは見ていただいている方の判断にお任せします。言葉ではうまく説明できませんが、実はいろいろと試行錯誤して変えています。

――ヒロインの剛力さんの印象は?

剛力さんは、2年前ぐらいに他局の番組で共演させていただきまして、その時は「小動物かな?」という印象でした。それで“ピーナッツをあげたい女優No.1”と勝手に決めました。ピーナッツを目の前に置いておけば、チラッと見て、パッと食べてくれるんじゃないかなと(笑)。

そんなことを言ったら怒られますかね(笑)。でもそういうイメージでした。当時の現場で「あちゃ~、きょうもナッツ忘れた!」って会うたびに思っていましたが、剛力さんにとってこの2年間に何があったのか、久々に共演したらそれほどナッツをあげたい感じではなくなっていました。

すごく落ち着かれていて、座長としてドッシリしているという感じがします。剛力さんとご一緒するシーンは、目が合うとあまりの純粋さに吸い込まれてしまいそうになります。お芝居においても常に引っ張ってもらっていますし、印象はまるっきり変わりましたね。

――ちなみにご本人にはナッツをあげたいと言いましたか?

ええ、確か以前「剛ちゃんを見るとナッツをあげたくなるんだよね」って言った気がします。今思えばなぜかは分からないんですけどね。そんなことを言うとこのコメントを聞いたファンの方々に怒られてしまうかもしれませんね(笑)。

「何だと? ナッツをあげたいとはどういうことだ!?」って言われたらどうしよう。本人は全く怒らなかったですけどね(笑)。

【“見たことあるけど知らない人”長谷川朝晴の美学?へ続く。同記事は5月29日(金)昼0時に掲載予定】