SKE48松井玲奈の卒業発表コメント(ほぼ)全文

2015/06/12 20:06 配信

芸能一般

6月10日にニッポン放送にて放送された「AKB48のオールナイトニッポン―」で卒業発表をした松井玲奈のコメントを公開

6月10日放送の「AKB48のオールナイトニッポン」(毎週水曜夜1:00、ニッポン放送)で、SKE48・松井玲奈が、8月いっぱいでの卒業を発表した。

松井は、番組冒頭でラジオでの発表になったことを謝りながらも、卒業に至った経緯などを語った。

松井玲奈の卒業発表コメント抜粋>

「8月いっぱいでSKE48を卒業することになりました。8月となると、あともう少ししかないなって思うんですけど、でも、8月末には名古屋でライブすることを今スタッフさんたちが企画をしてくださってたりとか、現在発表されている握手会以外にもイベントを開いて、できるだけ多くの方に会えるように今考えていただいています。

いざ自分で言うとなると本当に今緊張してるんですけど、そもそもいつぐらいから卒業を考えていたのかというところを、まず皆さんにきちんとお話しなければいけないなと思っていて、はっきりと意識したっていうと自分ではちゃんとは覚えていないんですけど。

多分2年位前なのかなっていうのをぼんやり考えていて、でもそれは『卒業したい』っていう気持ちよりも、何となくこう『もうそろそろなのかな』っていう風に自分の中で感じ始めていて、そういう中で少しずつスタッフさんにその気持ちを話していく中で卒業を決めました。

具体的に話が進みだしたのは本当に、この1年ぐらいだったので、その中でいろんな場所で『卒業するんですか?』とか、インタビューで聞かれたりとか、ファンの方にも卒業するメンバーが出るたびに『玲奈ちゃんは卒業するの?』とか『卒業しないでね?』って言われた時に、何となく私ははっきりと『卒業はしないですよ』ってことを言わないでいたんですね。

それは、やっぱり自分の中に“卒業”っていう文字がちゃんとあったし、それに向かって話が進んでいたので、うそをつきたくないっていうのが一番あって。

だから自分の中にそういう気持ちがあるのに、皆さんに『卒業しませんよ』って言ってしまうのは裏切ることになってしまうなって思ったので、はっきりとした答えを言わないようにしていて、やっぱりちゃんと決まっていないのに、それを皆さんに自分の気持ちを伝えるっていうのはいけないことだなと思ったので、きちんとした卒業までの日程が決まって、こういう機会をいただいて皆さんにお話しすることになりました。

タイミングとしても総選挙が終わって、SKE(のメンバー)もたくさんランクインして、『これからなのにどうして今なんだろう』って思う方もきっといらっしゃると思うんですけど、選挙に出ないことが卒業につながっているわけでも、SKEのメンバーがたくさんランクインしたからもう安心だと思って卒業するっていうわけでもなくて…。

私自身がもともとSKEに入った理由っていうのが、役者さんになりたくてこのグループに入って、ステージで歌う中で表現するっていうことが、(加入した)17歳の当時の私にはすごく自分にとって、自分のやりたいことにとってすごいプラスになる場所だなと感じました。だからSKEに入って、たくさんステージに立って、自分の夢に近づきたいなと思って活動してきました。

そういう中で、やっぱり自分の本当にやりたい『お芝居の道に進みたいな』っていう気持ちが芽生えてきていて、それをするにはSKEにいながらお芝居をするってことも不可能ではないことなんですけれど、SKEにいて感じられることというか、楽しかったり、例えば総選挙でランクインしてうれしかったり、悔しかったり、いろんな気持ちが48(グループ)の中にいると感じることができるんですね。でも、それ以外の気持ちを私はあまり知らないなと。

例えば、私と同世代の子たちがどういうときに楽しいって思うんだろうとか、うれしいって思うのか、悲しいって思うのかとか、そういういろんな気持ちをもっともっと自分自身、アイドルの松井玲奈ではなくて、一人の松井玲奈としてもっともっと知っていきたいなっていう気持ちが芽生えてきた時に、グループから離れて自分の道を進むっていうのが、『いいんじゃないかな』って感じ始めたっていうのが、きっかけの一つにもなっていたり。

あとは、自分が今までしてきた活動を振り返ってみた時に、本当にいろんなことを経験させてもらって、劇場に出たり、いろんな所でコンサートをさせてもらったり、握手会でたくさんの人に会ったり、総選挙に出してもらったり、そういう中で、自分の中でSKEとしてやり残してることっていうのが無くなったなっていうふうに感じて。

きっとファンの方の中には「そんなことないよ」って思う方もいらっしゃると思うんですけど、それでも私の中では『やりきったな』っていうところがあって、だから次のステップにもう進まなくちゃいけないのかなっていう気持ちが芽生えてきたっていうのがあります。

あと、もう一つ大きなことで言うと、後輩のことをすごく私は考えていて。自分で考えてるっていうのもあれなんですけど、選挙でみんながランクインしてうれしかったのも本当です。

でも、そこからみんながどうしていくのかなって考えた時に、自分が例えばこのままずっといて、みんなと一緒に活動していてその中で、自分でこんなこと言うのも間違いかもしれなないですけど、きっと私や(松井)珠理奈や(大矢)真那だったり、先輩のメンバーいることで、与える安心感というものがきっとあると思うんですね。

それは、私がたかみな(高橋みなみ)さんがいたりとか、小嶋(陽菜)さんがいたり、さっしー(指原莉乃)とかまゆ(渡辺麻友)さんとか、柏木(由紀)さんとかいろんな先輩メンバーがいることで、すごく安心ができるっていうのもあるんです。

その中で、やっぱりそこに甘えてしまう気持ちがあって、そういう時に、本当に私の自分勝手な考えですけど、後輩にもっともっと成長してもらいたいし、自分たちでいろんなことを考えてSKEっていうグループをつくってほしいから、自分たちが今までそうやってスタッフさんとファンの皆さんと一緒にSKEをつくってきたように、今いるメンバーにもそういう気持ちでSKEをこれからもっともっと盛り上げてもらいたいなっていう気持ちで、私が離れた時に、SKEがどういうふうにみんなが一つ抜けたところをどうやってまた盛り上げていくんだろう。そうやって頑張っていく姿のSKEを私はすごく見てみたいと思ったので、卒業をしようという決断をしました」

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