アップアップガールズ(仮)が5月31日(現地日程)、ハワイ・ホノルルで行われた「ホノルル駅伝&音楽フェス2015」に出場し、メンバー全員で駅伝を完走。さらに、熱狂的な野外ライブを繰り広げて“アプガ魂”を海外でも見せつけた。
“アスリート系アイドル”として多方面で活躍を続けるアップアップガールズ(仮)は'14年、富士山山頂でのライブや陸上自衛隊の教練体験などに挑戦。現在は初の全国47都道府県ツアー「RUN!アプガRUN!ダッシュ」を行っている。
そんな中、富士山山頂ライブに続く過酷な試練「ホノルル駅伝」にメンバー全員で挑むことが決定。1チーム6人までというルールのため、チームを2つに分けてハンディキャップを背負って参加することになった。
古川小夏、森咲樹、佐保明梨は、「はやぶさのような素早さで駆け抜けたい」という思いから“チーム・超はやぶさ”と命名。そして、仙石みなみ、佐藤綾乃、関根梓、新井愛瞳は「日本らしさを世界にアピールする」ために“チーム・忍JAPAN”という名前で駅伝に参加した。
午前5時半、ことしのフェスのプロデュースを担当したキマグレン・クレイ勇輝があいさつを行い、彼の号砲で駅伝がスタート。1区を担当する古川、関根は集団の中盤くらいに位置付けて足取りも軽やかに5.3kmの道のりを走り始める。カピオラニ公園からダイヤモンドヘッド周辺を走る最初のコースを走破し、古川が先に2区に到着。28分57秒という好タイムで佐保にタスキを渡した。そして、関根も3分後に到着し、残る力を振り絞って佐藤にタスキを託した。
2区は全区間で最も長距離の9.1kmの道程。佐保はチーム人数の関係で2区、3区(6.2km)を連続で走らねばならず、計15kmもの長距離に挑戦。だが、佐保は持ち前の負けん気の強さで序盤から速度を落とさず快走を見せた。陸上部出身の忍JAPANのエース・仙石みなみが3区から迫る中、佐保は追い越されることなく2区間を走破。また、仙石も2区間を連続で激走し、5区の新井を送り出した。
森も佐保と同様、2区間で15kmの道のりを担当。本番前の調整も心の準備もできないまま走り出したという森は、あまりの長距離に心がくじけそうになりながらも涙ながらに2区間を完走した。新井も苦手な長距離走で足が止まりそうになるものの、本番前に佐藤からもらった手作りのミサンガを手首に付け、メンバーとの絆を感じながら歩みを進めた。
そして最後の6区では第1走者の古川、関根が再び6.3kmを走り切り、超はやぶさが189組中79位、忍JAPANが130位という結果で見事全員完走でゴールを果たした。ゴールには彼女たちのファンツアー参加者で、同駅伝にも出場していたファンが集まり、彼女たちを拍手で祝福。メンバーは温かい拍手と歓声を受けて、ファンとの絆の深さを確かめ合った。
さらに、仙石は7月5日に東京・日比谷野外大音楽堂で開催される単独ライブについて「野外ライブは1番、アプガのパワーを放出できる場所だと思います。野音は私たちの本領を発揮できる場所だと思うので、単独で2時間ガッツリとしたライブを見せたい。全て出し尽くして“アプガ史上一番熱い夏”にします!」と猛アピール。
そして、さらなる目標である東京・日本武道館でのライブ開催を目指して「今の私たちにとって、日本武道館でのライブはツアーを成功させた先にある夢の場所です。現在行っている全国ツアーで結果を出せれば夢がかなうかもしれません。私たちはこのあふれ出る熱い気持ちを満員の武道館にぶつけたいです! 今回の駅伝や全国ツアー、日比谷野音でのライブなどでさらに力を付けて、絶対に実現させます!」と意気込みを語った。
駅伝終了から50分後、アプガはゴール地点のカピオラニ公園バンドスタンドのステージでライブを開催。英語でのMCや「UPPER ROCK」「アップアップタイフーン」「美女の野獣」「全力!Pump Up!!」など、駅伝での疲れを全く感じさせないパワフルなパフォーマンスを見せた。
新井が「来年もこのホノルル駅伝に出られるよう、日本でも活動を頑張りたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします!」と話すと、関根も「アプガはこれからもいろんなことに挑戦していって、皆さんにサプライズをたくさん届けます!」とファンに約束。ラストナンバー「サマービーム!」でライブは幕を閉じた。
イベント終了後、仙石は「私は唯一マラソン経験者だったんですけど、他のメンバーは長距離走の経験がほとんどなくて不安がありました。でも、本番では必死な表情で誰もくじけずにゴールすることができて本当にうれしかったです。
あらためて今回の駅伝でメンバーの大切さを実感できましたし、こんなに頼もしいメンバーがいるんだってことを感じられましたね。みんな、練習のときには私のアドバイスを真剣に聞いてくれて、『しっかりしたみーこが見られてカッコいい!』って言ってもらえたことが私としてもうれしくて、メンバーのために少しでも力になりたいと思いました。メンバーのみんながつらくても足を止めずに、前へと進もうとしてくれたことが私はうれしかったです」と振り返った。
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