NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「まれ」で、ヒロイン・希(土屋太鳳)の修業先の洋菓子店のシェフ・大悟(小日向文世)の一人息子・大輔を演じる柳楽優弥の演技に注目だ。
柳楽演じる大輔は、率先して働かないスローライフを実践し、自分が働きたいときだけ働いているマイペースな男だ。6/8(月)からの第11週では、バレンタインをきっかけに大輔と希は急接近。希は大輔の時折見せる優しさに引かれていき、圭太(山崎賢人)と三角関係になっていく展開は見どころだ。
ことし25歳になる柳楽は、映画「誰も知らない」('04年)で主演し、当時14歳でカンヌ国際映画祭の最優秀主演男優賞を獲得したことで注目された。その後も「星になった少年 Shining Boy & Little Randy」('05年)や「シュガー&スパイス 風味絶佳」('06年)など話題作で主演し、純真な好青年を演じることが多かった。
しかしここ数年、柳楽が見せている演技の幅に驚かされる。映画「クローズEXPLODE」('14年)では、県内随一の不良高校の頂点に最も近い男・強羅徹で迫力あるけんかシーンをみせ、映画「闇金ウシジマくん Part2」('14年)では、女性に陰湿なストーキングをする蝦沼の狂気を演じてみせた。
ドラマでは、「アオイホノオ」(テレビ東京系)で初主演を果たし、漫画家・アニメーターを目指す男・焔モユルを熱く演じた。「信長協奏曲」('14年フジテレビ系)では、第1話のみの出演だが、信長の弟・信行を熱演。兄の信長に対して激しい敵対心を持ちながら切腹する最期は、記憶に残る演技だった。
今回、「まれ」で柳楽が演じる自由人・大輔も非常に魅力的だ。5月に行われた取材会で、高橋練チーフプロデューサーは「撮影現場の女子の間では、大輔人気はすごいです!」と明かした。さらに土屋は「30歳代くらいの女性に、大輔を好きな人が多いです。自分を大切にしてくれる人がいかに大事かってことを知っているから、人気があるんじゃないですか」と分析していた。
今後展開する希と大輔の恋愛模様や、柳楽が大輔をどのように演じていくかに注目したい。
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