井上真央が開会式に登場! 江戸博で「花燃ゆ」展開催

2015/06/04 00:00 配信

芸能一般

東京都江戸東京博物館の特別展「花燃ゆ」の開会式に出席した井上真央

東京都江戸東京博物館で6月4日(木)から開催される「2015年NHK大河ドラマ特別展『花燃ゆ』」の開会式が3日に行われ、「花燃ゆ」(NHK総合ほか)で主演を務めている井上真央が出席した。

花燃ゆ」は吉田松陰の妹・文(井上)を主人公に、幕末の動乱を生き抜いた文とその家族、さらに松陰が育てた若者たちの倒幕を目指す戦いを描いている。

花燃ゆ」展では、そんな松陰や文、長州志士たちのゆかりの品から、彼らの実像に触れることができる。吉田松陰の自賛肖像画や処刑直前に書いたという和歌、文の夫・久坂玄瑞から文への手紙など、展示品の数は210点に上る。

開会式前に展示を見て回ったという井上は「すごいなと思ったのは、兄・松陰の自賛肖像画というものが8つあるうちの6つが飾られているんですが、全部見たのは初めてでした。(生家の)杉家に残したもの、久坂家に残したもの…とあって、これが残っているのはすごいなと思いました。(一緒に書かれた文章を見ると)最後に書かれた文字が若干疲れているとか、そんな細かいところを見ると面白いなと思います」と感想を語った。

あらためて演じる文について聞かれると「人に尽くした女性。自分自身で何かを成し遂げたわけではないのですが、兄に吉田松陰を持ち、夫に久坂玄瑞を持ち、そして(松下村塾の)塾生たちが家に来て…彼らに日常のささやかな幸せを与えていたんだと思います。のちに毛利家の奥御殿に入りますが、(長州藩最後の藩主・毛利元徳の長男・興丸の)守役として命に代えても守るという、その時代時代で相手は変わりますが、“その人に尽くす”人だなと思います」と表現。

7月からは第3部として“大奥編”に突入することが発表されたばかりの「花燃ゆ」。後半の見どころについて「今、ちょうど文から美和と名を変えて、奥御殿で生きていくというところを撮影しています。それまでに、“こんなに波瀾(はらん)万丈な人生はあるのか”というくらい、次々に悲しいことが起きて、それでも奥に入るという決意をして…文の力強く生きていく姿が、皆さんにちゃんと届いていったらいいなと思います」とアピールした。

松下村塾の男性ばかりの現場から一転、女性キャストの中で撮影は、井上にとっても新鮮だったようで「華やかな着物を身にまとった人がたくさんいらっしゃって、まるで違う現場なんですよね(笑)。なんだか、新しい作品に挑んでいるような気がして、でも文さん自身もこうやって今までとまったく違う世界に飛び込んでいったんだなと感じています。もちろん、女性ならではの話ができるので楽しい部分もありますが、また違った緊張感があります」とコメント。

さらに「皆さん着物を着て、さらにその上から重い打ち掛けを着てらっしゃるので、割と体力勝負なんですね。私はまだ下っ端の方なので、打ち掛けを着る身分ではないんですけど(笑)。また、その時代の方たちの思いをみんなで想像しながら、『奥はこんなに殺伐としていたのかな』『いや、もっとドロドロしていたはず』と妄想しながら演じています」と現場の様子を明かした。

特別展「花燃ゆ」は、6月4日(木)から7月20(月)まで開催される。

関連番組

関連人物