伊藤歩が恋する相手は「犯罪者」ばかり!?

2015/06/05 06:00 配信

ドラマ

民放ドラマ初主演で、刑事ドラマも初出演となる伊藤歩(C)YTV

日本テレビ系では、7月クール木曜ドラマで「婚活刑事」(7月2日木曜夜11時59分スタート)の放送が決定。同ドラマで、伊藤歩が民放ドラマ初主演を務めることが明らかになった。

同ドラマは、安道やすみちの小説「婚活刑事シリーズ」(TO文庫)が原作の一話完結型の“婚活ミステリードラマ”。「惚れた男性が全員犯人」という能力を持つ婚活中の女性刑事が、恋と正義の間で葛藤しながら事件を解決していく姿を描く。

伊藤が演じるのは、警視庁両国署の刑事・花田米子。ここに配属されてからの3年間で、米子は異常なまでの検挙率を誇っていたが、そこにはある理由があった。それは「恋をした男は必ず罪を犯している」というもの。

同僚たちから“米子レーダー”と呼ばれ、捜査にフル活用されてしまうその能力のせいで、35歳となった今なお結婚できずにいる米子は、幸せな結婚を求め日々婚活に励んでいた。そんなある日、米子は偶然高校の同級生・福田潤平(和田正人)と再会する…。

先日行われたドラマのポスター撮影では、“婚活”というタイトルにかけて、伊藤がウエディングドレス姿で登場。撮影スタジオに入る際、その美しいたたずまいにスタッフからは「おぉ~」という歓声が。さらに結婚式さながらの拍手で出迎え、伊藤もノリノリで撮影に挑んでいた。

伊藤は「何度か撮影では着たことがあるのですが、今回は設定自体が変わっているので、きょうの撮影をすごく楽しみにしていました。白いドレスは女性の夢というようなところがあるので、着るだけでハッピーな気持ちになります」とウエディングドレスに身を包んだ感想をほほ笑みながら明かした。

今回の米子の役柄については、「米子は仕事に真面目ですし、恋愛も含めてとても純粋。真っすぐだし、自分がこうだと思ったら猪突猛進なところがある。ただ、恋愛に関してはとてもウブ。自分が好きになった人が犯人と分かってトラウマを抱えてしまう。自分の正義を貫くために最後に決断を下すのですが、そこがとても米子らしいところですね」と、その魅力を解説。

婚活ドラマと刑事ドラマを組み合わせた斬新な設定が特徴の本作。伊藤は「コメディーの要素はもちろんあるのですが、1つ1つの事件がしっかり描かれていて、きちんと事件に向き合う過程の中で好きな人が犯人という事実が分かる。そこが見どころだと思います」と分析。

さらに台本を気に入ったらしく、「描かれた事件に恋愛の部分が面白く詰まっている。刑事ではあるのですが、花田米子という女性の人生、結婚についても真剣に書かれていて、自分が期待していた以上の台本を頂いて本当にワクワクしました。見ていただく方にもその感覚が伝わると良いなと思います」と語った。

また、共演には、警視庁捜査一課から異動してきたエリート警部・藤岡躑躅(つつじ)役に小池徹平、米子の上司で、両国署刑事課・課長の塚本樹役に鈴木砂羽、躑躅を両国署に送り込んだ、警視庁警務部参事官の佐伯信二郎役に大杉漣らが決定。

小池は自身の役柄について、「あまりこういう役を頂くことがないですね。躑躅は真面目というか、エリートで堅い人間というイメージです。地味に米子を責める事があって、結構ズバズバ言っちゃったりする。過去に何があったのかという謎も残して展開していくので、最初の顔だけじゃなく、話が進むにつれて、躑躅というキャラクターがどんどん膨らんでいくのを皆さん楽しみにしてほしいなと思います」とメッセージを寄せた。