WOWOWプライムで8月16日(日)にスタートする連続ドラマW「石の繭」の主演に、木村文乃が決定した。
本ドラマは麻見和史の人気警察小説シリーズ「警視庁殺人分析班」の第1作を初映像化した作品で、猟奇殺人事件の犯人と女性刑事の息詰まる攻防戦を描くノンストップ・クライムサスペンスだ。
演出に刑事ドラマを数多く手掛けてきた内片輝監督、脚本は映画「舟を編む」('13年)で日本アカデミー賞最優秀脚本賞に輝いた渡辺謙作を迎える。
木村は、フジテレビ系「銭の戦争」('15年4月)、公開中の映画「イニシエーション・ラブ」に出演しており、現在放送中のTBS系「マザー・ゲーム~彼女たちの階級~」では主演と、ことしの“ブレーク女優”筆頭。
WOWOWでは過去に連続ドラマW「震える牛」、連続ドラマW「ソドムの林檎」(いずれも'13年)と話題作に出演した。
そんな木村の“連続ドラマWシリーズ初主演”となる本ドラマでは、正義感が強い努力家である反面、そそっかしく無鉄砲な警視庁捜査一課の刑事・如月塔子を演じる。
出演決定に木村は「初の刑事役への挑戦です。そして、原作も人気があるので、主演をやらせていただけることが光栄です。原作にしっかりキャラクターがあり、そのイメージを生かしつつドラマから見た方にも純粋に楽しんでもらえるように、オリジナリティーも入れていけたら」と喜びの声を寄せた。
役柄については「如月塔子の印象は『すごくもったいない人』。自分に才能があるのに、それに気が付かずに損をしてしまっている感じ」と分析し、「でも、その損をたくさんするからこそ“これだけは”ということに、後々自信を持っていけるのかなと思っています。そのメリハリをつけて演じていきたい」と意気込んだ。
また、視聴者へ「大人の視聴者の方々にも楽しんでいただける本格的なエンターテインメント作品になりそうな予感がします。猟奇殺人に立ち向かう刑事役を、新鮮な気持ちを生かして、皆さんをドラマの中の世界へいざなえるように頑張ります!」とアピールした。
【ストーリー】
如月塔子(木村)は、刑事だった父の跡を継ぎ、警視庁捜査一課十一係の刑事になった。
ある日、廃ビルの地下室で、床にセメントで塗り固められた変死体が発見される。捜査会議が始まり、そのさなかに“トレミー”と名乗る犯人から捜査本部に電話が入り、塔子が交渉相手となる。トレミーは殺人に関するヒントを提示しながら警察を愚弄・挑発する。
やがてトレミーから第二の犯行予告の電話が入る。そして予告通り第二の犠牲者が発見され、被害者はまたもセメントで塗り固められていた。
犯人の動機、セメントへのこだわり、被害者の共通点など捜査を進めるうちに、犯人の本当の狙いにたどりつく。
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