「キングオブコント2014」(TBS系)のファイナリストになり注目を集めた芸歴18年目のお笑いコンビ・犬の心が、6月18日(木)から21日(日)まで単独ライブ「梅雨犬」を開催。押見泰憲、いけや賢二がライブに対する意気込みなどを語った。
芸人仲間の評価が高く、ライブシーンでも人気の犬の心。近年は、積極的に他事務所の“コント芸人”たちとライブを行うとともに、自身の単独ライブに向けては、スタッフとのチーム力を重視し準備してきた。'14年に初めて「キングオブコント」の決勝に勝ち進むことができ、今こそ正念場といえる。
――「キングオブコント2014」のファイナリストになっての反響は?
押見:知ってくれている人が増えたなって思います。優勝していないので爆発的にってことではないんですが、お笑い好きな人には名前が知られたんじゃないかって思います。
――声を掛けられるようになったり?
いけや:そうですね、さっきも大阪で声掛けられました、珍しく。
――他事務所とのライブを通して、今回の単独ライブで生かせたことは?
押見:吉本以外の方に知ってもらえたというのがメリットでした。それが(今回の単独ライブに)生かされています。
いけや:前回が、今までに来てたお客さんじゃない方が増えていたので、すごく反映されていると思います。
――今回の単独ライブで心掛けていることは?
押見:今回は10分以上のコントを中心に構成するようにしています。今までは8分とか5分とか、いわゆる若手がやりやすい時間でやってたんですが、これからは10分くらいのロングコントをやっていかなきゃなって。今回は、一番長くて20分くらいですね。
――犬の心のコントで長所だと思うところは?
押見:「芝居がうまい」ってよく言われるんですけど、他にもうまい人めっちゃいるんで…最近はみんな面白いから長所とは分かんないな(笑)。でも、地の人間力は出せてきてますかね。最近やっているようなコントを20代前半でやってても受けなかっただろうなって思うことはあります。僕がネタを書いてるんですけど、これは20代の時には絶対に思わなかっただろうなってことは、今の自分からしか出てこないと思っています。
――ネタを作る時心掛けていることは?
押見:ベースは今の自分たちができる範囲でっていう感じです。今の自分たちがやったら面白いんじゃないかって考えつつですね。
――ネタは台本ができてから稽古で調整して作り上げていく感じですか?
押見:うちは台本が9割。稽古でも直すところはあるけどそこまではって感じですね。今まで単独は1回とか2回(公演)とかだったので、やることで精いっぱいで遊ぶ余裕もなくて、台本通りでやってきたんですけど、もしかしたら(今回は)5回あるので、後半余裕が出てきたらもっと遊びを入れたいです。とはいえ、初日に来なくていいっていうわけじゃないですからね(笑)。
――今回の単独ライブの目標は?
いけや:寄席でできるネタができたらいいなって思います。
押見:ロング尺のコント(メーンの単独ライブ)が今回2回目なので、これからもっと精度を上げて次回の単独につなげたいです。
――最後に、今回のライブにキャッチコピーを付けるとしたら?
押見:前回(2月)の単独に来た方向けになってしまいますが…「前回より変だよ!」っていう感じです。前回来た方は比較して楽しんでいただければと。
いけや:僕は…
押見:実はこの段階(公演1週間ほど前)でまだ彼(いけや)に何も渡してないので言えないと思うんですけどね(笑)。
いけや:頑張ってどうボケようか悩んでました(笑)。えっと…くるりのライブを観に行く感じで来てください!(笑)
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)