NHK総合で毎週火曜日に放送中のドラマ10「美女と男子」で新人俳優・向坂遼を演じる町田啓太にインタビューを敢行。後半は、共演者とのエピソードやドラマの今後の見どころを語ってもらった。
【劇団EXILE・町田啓太 新人俳優役を熱演中!より続く】
――遼のライバル俳優・鷲見右京役の中山麻聖さんと共演されての印象は?
お芝居のこともそうですし、右京と遼はこれからどうなるのかなって話してますね。遼には、ライバルだからこその感情があると思うので、それが(今後)どういうふうになるんだろうねとか。もちろんくだらない話もしますよ(笑)。年も近いので、麻聖君がいると安心しますね。フランクに話してくださるので、ありがたいなって思っています。
――中山さんにもお聞きしたんですが、町田さんには遼と右京のようなライバルはいますか?
実は麻聖君の記事読んだんですよ。いいなって思ったのが、“昨日の自分に負けない”。「今度僕も使わせてもらいます」と麻聖君には言っていたんですが、これ使うわけにはいかないので(笑)。
僕は“こいつがライバル”という人はいないのですが、何に対しても“負けたくないな”と思っています。自分に対してもそうだし、ちょっとしたことでも。とにかく前を向いて、“負けねぇ”というテンションでやっています。そういう“負けねぇ根性”みたいなものは大事にするようにしています。
――ちなみに、バンド風のオープニング映像が凝っていて面白いですが、どんな雰囲気で撮影したんですか?
衣装やセットを変えて3パターン撮っているんです。最初は、若干動きがぎこちなかったのですが、みんなだんだんノリノリになってきて。僕はエアギターをしているんですけど、高橋ジョージさんに(弾き方を)教えていただいて、「ここ、こういう感じにしてみたら」って。
あと仲間さんがマイクスタンドからマイクを外して歌うのも、仲間さんと高橋さんが話してああいうふうになったんです。アドリブでどんどん決まっていくのが、本当に楽しかったです!
――6月9日から第2部に突入した「美女と男子」。遼と一子のオフィスイシノへの移籍、遼と右京の共演と大きく物語が動いていますが、第2部で遼のここに注目してほしいというポイントはありますか?
スキャンダル記事も出て、遼も大きく振り回されながら始まりました(笑)。いろんな出来事が起こるんですけど、やっと芝居が好きになって“これからやっていくぞ!”という時に、演技の壁にぶつかるというのが一つの見どころです。
そして、ライバルというか、自分とは全然違う魅力を持った人、同じ職業でリスペクトもできる人(右京)が出てきて…。遼って、これまで友達もできたことがないようなやつだと思うんですよ。それが、初めてライバルを前に自問自答していく。“どうやったらいいんだ”って苦しんでいくんです。今までやる気もなかったやつが、芝居のことで葛藤していく。それをどう乗り越えていくのか見てほしいですね。
“一子さんとエンターテインメント業界でのし上がる”という目標も、ここを超えないと多分見えてこないし、レッドカーペットなんか夢のまた夢だと思うので。ここをどう乗り越えるか見て、楽しんで、応援していただければいいなと思います。僕自身も遼と一緒に葛藤しながらやっているので。
――脚本の田渕久美子さんが「原作とは違う結末になる」とおっしゃっていましたが、一子と遼の関係はどうなっていくんでしょう?
僕もどうなるのかなって想像してるんですけど、二人が親しい仲になるのも、仕事のパートナーのままでも、どちらでもありだなって思います。田渕久美子さんや加賀田(透)プロデューサー、松浦(善之助)監督が何をチョイスしてくるのか。ただ、全く違う展開というのも、このドラマではよくあるので。思い掛けないラストになっているかもしれないし、妄想しながら楽しんでほしいです!
――撮影も佳境に差し掛かっているかと思いますが、ラストに向けた意気込みと読者へのメッセージをお願いします。
“スタッフさんのありがたみ”というものをすごく実感するので、“最後ぶっ倒れてもいいから完走したいな”ってそう思っています。僕自身も全部を出し尽くしたいし、死ぬ気で最後まで頑張って、最後に向坂遼と一子がレッドカーペットを歩けるのかは分かりませんが…僕は絶対歩きたいなと思います!
まだまだ足りていないですけど、僕自身もいつかレッドカーペットを歩けるように、全力投球してやっていこうと思うので、ぜひ完走するところまで見届けてください。まだ見ていない方もぜひ見ていただいて、挑戦していく人たちの姿を見てほしいです。
――最後に今後どんな役に挑戦してみたいかお聞かせください。
いただいた役を精一杯やるのはもちろんですが、第2話で遼が挑戦した時代劇ですね。僕自身も時代劇は初めてだったんです。でもこのドラマで演じた役は全部やりたいですね!
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