7月1日(水)の「歴史秘話ヒストリア」(NHK総合)は、「漱石先生と妻と猫~“吾輩は猫である”誕生秘話~」を放送する。文豪・夏目漱石の名作誕生のいきさつを妻の目線から描く。
「歴史秘話ヒストリア」は、歴史上の事件や人物のあまり知られていない側面を紹介する歴史情報番組。渡邊あゆみアナがナビゲーターを務めている。
7月1日(水)の放送で紹介される「吾輩は猫である」は、猫の目を通して描かれた家族の物語。実は、このユニークな小説は漱石と妻・鏡子との実生活から生まれたものだという。
生真面目で偏屈な性格の漱石とは対照的に、鏡子はおおらかで太っ腹、漱石がどんな態度に出ても動じない。正反対の性格の二人はけんかを繰り返しながら数々の危機を乗り越えていく。しかし、広く知られているように、やがて漱石は心を病んでしまう。そんな夫婦最大の危機を救ったのは、1匹の野良猫の登場だった。
新発見の手紙など豊富な資料を織り交ぜながら、名作誕生の影にあった夫婦と1匹の猫の真実を涙あり笑いありの悲喜劇で描く。
なお、漱石役を柏原収史、鏡子役を大塚千弘がそれぞれ演じる。
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