6月27日(土)、28日(日)にBS朝日で放送される「FIAフォーミュラE選手権 第10戦・第11戦(最終戦) イギリス ロンドン大会」に参戦する山本左近と解説の片山右京が対談を行った。
昨年9月に開幕したフォーミュラEのファーストシーズンも、残すはイギリス・ロンドンでの2大会のみ。
「初代年間王者」をかけた争いも、いよいよクライマックスを迎える。ここまで128ポイントを獲得し、総合順位のトップを走るネルソン・ピケJr.(ネクストEV TCR)を、ルーカス・ディ・グラッシ(アウディ スポーツ ABT)が17ポイント差、セバスチャン・ブエミ(e.ダムス ルノー)が23ポイント差で追いかける展開に。
さらに、第10戦、そして最終戦のロンドン2大会には「アムリン アグリ」から元F1ドライバーの山本左近が緊急参戦することが決定。F1スーパーアグリで共に戦った鈴木亜久里との名コンビがロンドンで復活する。
山本は「最終戦のロンドン大会に“アムリンアグリ”という亜久里さんが率いるチームで出場できるというのは、本当に日本人として誇りに思います。また「F1から降りた後、少しレースから離れていましたが、大勢のファンの方々から『左近くんいつレース復帰するの?』と声を掛けていただいていたので、やっとその声に応えることができるなとすごくうれしい思いです」と喜びを明かした。
約4年ぶりにレース復帰するという山本に、片山は「ブランクは感じなかった?」と質問をぶつける。
すると、山本は「3月上旬のテストがあった時に、フォーミュラEに初めて乗ったんですけれども、久しぶりにフォーミュラカーに乗るので、若干心配でした」と、正直な気持ちを吐露した。
しかし「乗り始めて一番最初に予選モードの一番パワーがある状態にしてくれて、それで大丈夫だったので、これはいけるかなという風に思いましたね」と手ごたえを感じた様子。
片山が「(鈴木)亜久里さんとはどんな話をしたの?」と問いかけると、山本は「亜久里さんに『最終戦にいきなり乗るの大丈夫?』と言われ、『ベストを尽くします』と返したら、頑張れよと言って、あははと笑っていた。F1もスーパーアグリでデビューさせてもらったし、15歳のころからARTAというプロジェクトでずっと亜久里さんにお世話になって、レースやってきたので、そういった意味ではお付き合いも15年以上になりますし、このフォーミュラEという未来に向けた新しいレースで、また一緒にお仕事できるというのは本当に光栄なこと」と、明かした。
山本は最後に「この度フォーミュラEロンドン大会にアムリンアグリから出場することになりました。大勢のファンの皆さんと一緒に頑張っていきたいと思います。ぜひ応援よろしくお願いいたします!」と、レースへの意気込みを語った。
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